◆ 爆乳飼育 強制M隷奴・カガリ 前編 ◆ UPDATE 06.09.17
◆ 汚れた奸計 ◆
『済まない…カガリにばかり、こんな風に迷惑ばかりかけて…』
「何を言ってるんだ。未だに紛争地帯で命賭けで闘ってるお前達に比べたら、私のしてる事なんて…」
『いや。そちらだって復興に財政は優先的に回されて苦しいハズじゃないか。なのに…』
「そ、そこは私が上手くやってるさ。こう見えても、私は首長なんだぞ! お前忘れてるんじゃないのか?」
『ははは! そうだったね』
「なんだ、その笑いは! あ! お前、本当に忘れてただろ!』
『…キラとも話してるんだ。カガリが後で俺達を支えてくれるから、こうして戦えているんだって』
「バカ! こんな事しか私には…だ、だからそんなにお前が気にする事はないんだぞ! 分ったな?」
「いいか! 危険だと思ったら即撤退しろ! もう連合もザフトもないんだ!
無駄に命を危険に晒す事なんてないんだからな!」
『……』
「アスラン……?」
『プ! ……クク、あ、相変わらずだなぁ、カガリのそういうトコは』
「え? わ、私今…な、何かヘンな事言ったかな?」
『いや、いいんだ。でも、やっぱりそういう所がカガリらしいよ』
「なんだよソレは!? あ! お前バカにしてるんだろ! 何が可笑しいんだ! わ、私はお前達を思って!」
『はははははは!』
涼やかな笑い声が変らず心地よい。
不意にかかってきた彼からの資金援助と補給要請の電話。
ほんの少し、そんな些細な連絡事項で言葉を交わしただけなのに、のしかかっていた心の重荷が霞んでいく。
側に彼が居なくなって、初めてどれだけ自分が彼を頼りに、心の支えにしていたかが分った。
『……いつもありがとう』
「な、何を急に改まって。別に私は…」
『そうじゃないんだ』
「……え?」
『その…なんて言うか……カガリのそういう声を聞いてると不思議と心が安まるよ…』
「う…そ、そうか? その……えーっと…お前がそう思うなら、それならいいんだ…けど…」
以前は口ごもる事なんてなかったのに、妙にこのごろ言い淀んでしまう。
政治の世界で仕事を続けるうちに身に付いてしまった悪い癖だ。
妙にイラついて、言葉を選ぶのが遅れてしまう。
最近は何もかもが不調だった。
知らず知らず鬱憤が溜り、少しもイライラ感が失せることがない。
今朝の閣議からしてそうだ。
各国間の調整が捗らなかったり、内政の不平不満を懸命に抑え込むのに四苦八苦して…
経験不足も相まって、どうにも上手く事が運ばない。
本当に頭の痛い事だらけで、よくお父様がこんな仕事をこなしていたものだと今更になって身に染みる。
こんな事なら首長など引き受けるのではなかったと、思わない日はない程だ。
けれど、本当はそれらが不調の原因でなかった。
そう。苛立ちと不安の原因は分っている。
「そ……その…メイリンは元気か?」
「え? あ、その…ああ。元気でやってるようだけど…」
違う。
そうじゃない。
こんな事を聞きたかったわけじゃないのに。
嗚呼! なのに、どうして! どうして私はこんな、今さらどうしょうもない事を口走ってしまってるんだ!
「そ、そうか。最近、ちっとも連絡が無いってお姉さんが心配しったって伝えておいてくれないか?」
『ああ、分ったよ』
もっとアスランと楽しく、心休まる会話を続けていたかったのに。
今までのように他愛ない話をしてくつろいで…それで…
なのに、なのに私は……
繰り返し塗り重ねられていく嘘が、今では生きる糧になっているようで恐ろしい。
以前は支えてくれていた、あの逞しい腕にもう抱かれなくなってどれくらい経つのか…
『その…どう伝わってるか知らないけれど、彼女との事はいづれカガリにもきちんと話を…』
「私に話? ど、どうして? 別に私に関係ない、は、話じゃないか」
違うの! 逢いたい! 本当は今すぐ貴方の顔が見たいのっ!
今、どうしてるの? 怪我はしていないの? 安全に身を隠せる所があるの?
聞きたいことがイッパイありすぎて、言葉が上手くしゃべれない! ああ、もどかしい!
だけど…だけど、なんて言えばいいの? 今もあの女が、側にいるの?
それともまだ私の事を…
『…今度、一度そっちへ戻ろうかと思ってるんだ』
「え…!?」
『その、メイリンとについて、ちゃんと説明してないじゃないか。だから、カガリに…』
「あ! 済まない。どうやら急な来客のようだ! 資金の手配は済ませておく!
また後ですぐ連絡をするから!」
『カ、カガリ!? ちょっと、ま』
ブツ!
「……」
「クソ! 一体、何をやってるんだ…私は……」
堆く積まれた私の罪を知ったら、貴方は決して赦しはしないだろう。
ずるいのは分かってる。だけど、ほんの少し。
後、ほんの少しだけでいいから、貴方を頼らせて欲しい。
日増しに孤独感が募り、いつか耐えられなくなる時が来るのじゃないかと思うと恐ろしくて堪らないの。
互いに慈しみ合い、肌を交わらせ、昼となく夜となく愛を確かめ合ったのはもう何年前の事だろう?
そう。あの満ち足りた日々は、もう二度と帰ってはこないのだ…
「ぅう……」
あの毎日が愛に満ち足りていた、夢のような日々は…
愛する男より、お父様の残してくれたこの国を守ると決めたあの日から…
「アスラン……」
そんなわけないと分っていても、つい実務的なこの執務室に彼の残り香を探してしまう。
最近はもう、あの二人で過ごした部屋へ着替えに戻る事すら、ままならないと言うのに。
「あぁ…貴方が今、ここに居てくれたなら…」
お父様の使っていたのと全く同じに再現させたこの部屋だが、もう男臭を感じさせるモノなど一つもない。
重厚だが無機質で機能優先なデスク。
窓にはシックなグレー調のカーテン。
質素だが品を感じさせるソファーとテーブル、そして威厳を湛えた革張りのチェア。
オーディオやTVの類は全て壁にコンパクトにまとめられてインテリアと一体化していた。
合成マホガニーのサイドボードには小さい冷蔵庫と、アルコール類の瓶とグラスが林立している。
左の壁際には観音開きのパネルは、機能的なクローゼットだ。
激務に備えて、この部屋だけで生活出来るちょっとした居間、となっていた。
ピピ!
「……!」
不意にデスクの内線フォンが来客を告げた。
壁に掛かったデジタル時計に目をやる。
クソ! まだ真っ昼間だと言うのに奴は何を考えているんだ! 本当にどうしょうもない色情狂の好き者め!
あぁ、あんなヒヒ爺に頼らなければ国を治める事が出来ないなんて、なんて情けない…っ!
「ん。私だ。……そうか」
「では、これより宰相殿と内密の打ち合わせを行うので、2時間は誰も取り次ぐな」
「ああ、そうだ。ちょっとだけ待たせて、それから通してくれ。少し疲れている、とな」
「……そうだ。それでいい。では頼んだぞ」
殆ど重さを感じさせない受話器が不意に何倍にも重くなった気がする。
「くっ……!」
えぇい、クヨクヨしてても始まらないじゃないか! アイツが来る前に、下着換えておかないと…
そんな風に即座に考えが至ってしまう己を呪いながら、手早く支度を済ます。
不意に、背筋に悪寒ともなんとも形容し難い感覚が駆け上った。
あぁ…いつから、こんな風にして奴が訪れるのを待つようになってしまったんだろう…
これじゃ、本当に奴が言う通りじゃないか。
飼われているんだ、私は……
「どうしてこんな事に…うぅ…アスラン…」
━ ◆ ━
プシ!
「やぁ、ご機嫌ようカガリ・ユラ・アスハ代表首長殿」
イヤミったらしく丁寧に挨拶するのは、私の今の立場と状況を明らかにする為だろう。
今は亡き父ウズミの遺志を継ぎ、2度の大戦の痛手に喘ぐこの国を救う為に全てを賭けている女首長だと。
そして目の前の男…
共も連れず、ふてぶてしい態度で現れたこのいけ好かない中年男が、
現在我が国の宰相にして副議会長を務めるビグレット・ペル・インフルノだ。
「随分と待たされたぞ。まぁ、男を迎える女が支度に手間取るのは付き物だが…化粧直しでもしておったのかな?」
「い、いえ…そんな事は…」
誰がアンタの為なんかに、化粧直しなんてするもんか!!
「それより、こんな時間に一体…?」
「なに。どうにも代表殿が儂の執務室になかなか来てくれんので、こうしてわざわざ出向いたというわけじゃよ」
「……」
「おや? 返事出来ぬほどに、どこか具合でも悪いのかな?」
「い…いいえ。お伝えしましたように、少し閣議が長引いて疲れただけです」
「閣議、ねぇ。全く。いつまであんな名ばかりの茶番に付き合わなくてはならんのか」
薄くなりかけた短いブロンドをなでつけながら、屈託ない笑顔をみせてダブついた腹を揺すり、嗤った。
ずんぐりした身体にぴったりな悪趣味なゴツい指輪が、その芋虫のような指に食い込んで忌々しく輝いている。
50をとうに超えているはずだが、ふっくらした顔付きには精気が漲っており、
小太りの上に肌の血色もよく艶があって40代にしか見えない。
戦災で困窮した生活を送る者もまだ少なくないというのに、なるほどこの男はいいモノを食べているのだろう。
政敵が一掃されて腕の奮い時を得たのか、今では内政に辣腕を振るい、
そのしたたかさと抜け目なさで政財界や周辺諸国のみならず、内外の誰からも一目置かれているだけはある、といった所か。
確かに一見人当たりのよい仕草やその物言いで他人の心から警戒心を盗み取ってしまう素早さは、
目を見張るモノがあると誰もが認める事だろう。
最初、私もまんまと騙されたクチだが、今ではその奥ゆかしい話し方や礼儀正しい仕草が、
プロの賭博師がポーカーの最中に新顔の客や取り巻きのご婦人に向ける類のモノだとハッキリと分る。
使い慣れた笑顔。
不誠実さの欠片もない、けれどその内心を微塵も見せない柔らかな微笑み。
セイラン家をはじめ、主立った閣僚達を失った現在のオーブでは亡き父の後を継いで入閣した若手や初めて閣僚入りした者でなく、
以前からオーブ閣僚にその名を連ねていた数少ない生き残りの一人で、最も頼りになる男だと思っていたのに…
「そ、それにしても、まだ日も暮れぬこんな時間にだなんて…余りにも…」
「これはこれは、代表首長殿は何か勘違いしておられるようですなぁ?」
「……!」
不意の傲慢な物言いに唇を噛み締める。
幾度も理性で打ち消しても、羞恥と戸惑い、そして喪失感と、それ以上の怒りが全身を駆け巡った。
それでも命令に従わざるを得ないのだ、今の私は。
「フフ…やはり色気のないスラックスなぞ止めて、スカートを履かせたのは正解じゃったな」
いつものように足先から胸、そして顔へと、ヘビのようにじわじわと脂ぎった視線を絡み付かせながら好色そうに嗤う。
(絡みつく視線が、痛いほどね…)
ジロジロと舐めるような視線で肉体の線を眺めまわす、そんな露骨な視線に全身を晒され、
以前ならついつい柳眉を歪ませてしまっていたが、
もう今は何も言わずにどうとでもとれる微笑を浮かべる事が出来るようになっていた。
「閣僚の爺や周りの者共も驚いておったようだが、正に馬子にも衣装とはこの事よの」
「小娘風情に何を着せても変るものかと思っておったが、どうしてどうして」
「そうしてぴっちりしたタイトスカートのスリットからのぞく生足はなかなかのものじゃないか? え?」
「……」
「ククク…しかし、本当にいい尻だなぁ、カガリよ」
「パンティラインが見えないと言う事は、
ちゃんとTバックで剥き出しの尻をそのミニスカの中に仕舞い込んでおると言うわけだな?」
(このエロ爺め! 何言ってるのよ! それもこれも、全てアンタの差し金じゃないの!)
下着は奴の好み通り、ブラと同じ漆黒。
どんなに上品なレースの刺繍が施されていようとも、ソレがかえって猥雑に感じられてしまう類の代物だ。
いいえ。この男の前じゃ、どんな服を着込んでいても真っ裸に剥かれ、隅から隅まで視姦されているのと同じだろう。
「今のお前を見たらあのアスランとか言う小僧なぞ、
鼻の下をダラしなく伸ばして場もわきまえずお前に飛びかかっておるだろうよ」
(くっ……! アスランの事までバカにして……っ!)
あの大戦が終結し、カガリの元をアスランが去って2年以上になる。
失踪していた時期もあったが、戦火のどさくさにまぎれてその事実は揉み消され、今も彼女はオーブ首長国の代表であった。
気丈にも笑顔を振りまくものの、ゲッソリとやつれた頬が以前の彼女をよく知る者には、
痛ましい印象しかもたらさなかったのだが、懸命に国を導く若き女代表首長のその姿は、
本人の思惑とは裏腹に戦火で傷ついた人々の心に大人びて艶やかな印象をもたらしたのだろう。
愛を捨て国を護ると決意したカガリの、国民に語りかけるその悲壮なまでの想いに満ちた姿は、
凛としたシックでタイトなスーツに身を包むと亡き前代表を思わせ、瞬く間に国民の支持を得たのだった。
すっかり伸びた豊かな金髪は肩を流れて白貌を飾り、身につけたジュエルでさりげなく大人の雰囲気を演出する、
その歳に似合わぬ落ち着きと寛容な姿は、彼女なりに考え出した困窮を極める熾烈な政を戦い抜く為に、
その華奢な身にまとった鎧であったのだが…
未だに20代に見えぬ童顔だが、それに反して以前は均整の取れていた肉体の線は大きく様変わりし、
そこかしこがムッチリと成熟したその姿が男性諸氏を惹きつけた理由の一つだとカガリは知らない。
まず男なら誰でもその服の上からでもその大きさが分る、閣僚達が身につける質素なワインレッドのスーツの胸元を、
隠しようもない程に押し上げているHカップの肉感的なボリュームへと視線が釘ずけになるのだ。
ピンタックの白いブラウスに包まれた豊な谷間は以前にも増して隆起し、
今にもハチ切れんばかりなだけでなく歩む度に悩ましく震え、その怜悧な雰囲気とが相まって、
まるで有能な女秘書を思わせる緊密な2ピーススーツに身を包んだ娼婦であるかのように、男達に錯覚させた。
勿論、悩ましい曲線美は胸だけでなく、キュッ、砂時計のように見事にくびれた腰から張り出し、
スカートをくいっと釣り上げんばかりの滑らかで大きな丸い双臀と、
タイトスカートから伸びる長くしなやかな美脚は、長さ、形とも申し分なく、
筋肉質さを全く感じさせない滑らかで柔らかな曲線が完璧なラインを紡いで極上の造形美を演出しているのがその一因でもあるだろう。
過酷な試練に呑み込まれ流されるうちに、身長164cm、体重48kgの華奢な少女だったカガリは、
それまでアスランと愛を育んできた事もあり、
本来の美貌に加えて成長の著しい若い肉体は素晴らしく発育し、そんな輝くばかりに美しい女に成長していたのだった。
「全く旨そうな女に成長したものよなぁ。それもこれも全て儂のお陰じゃぞ? 分っておるな?」
「は、はぃ……」
「若手のハナタレ小僧共なんぞ、お前のそのイヤラしい唇ばかりに見取れて、
最近は閣議なんぞ全く耳に入っとらんからな。本当に困ったものよ」
深い憂いをたたえた瞳は見る者に庇護を意識させ、艶めかしく肉感的な唇が男達に独占欲とSEXを意識させる、
そんな女にいつしかカガリはなっていたのだ。
望んだわけではないが、今ではカガリ自身も女としての己の武器がなんであるかを自覚し、
それを最大限に効果的に使うことを心がけ、用いるようしていた。
特にこの男に対しては……
「そ、そうですか……」
「まぁ、青二才共の事はいい」
…きたわ! なにご託を並べてるのよ! それがどうせアンタの本当の望みじゃないの!
「さて、なにぶん儂も多忙でな…」
酷薄な笑みに口元を歪めながら、奴が後手に部屋の扉をロックする音が聞こえる。
まただ。お父様の想い出がよぎるこの部屋で、またコイツに…
でも…でも私は…
(どうしょうもないのよ。アスラン達への援助を捻出する為には、こうするしか…)
「そら、いつまでそんな澄まして上品ぶった顔をしておる」
「いつものように牝丸出しの貌を儂に見せてみろ!」
虚ろに立ち尽す私の肉体を舐めまわすように視姦するのに飽きたのか、いつものように荒々しくぐっと私を抱き寄せた。
さっきまでの好々爺然とした顔はそこにはもはや微塵も無く、眉宇は険しく、口はへの字を結んでいる。
この顔こそ、この男の本当の顔なのだ。
とんでもない変態のサディストで、女の嘆き苦しむ様に一喜一憂する、倒錯しきった獣の━━
「何をぐずぐずしている、このウスノロが!」
「嫌っ、こんな時間にこんな所でなんて! お願いです、ら、乱暴にしないで…っ!」
無駄なあがきだと分っていても、抗ってしまう。
いくら抗おうと、いつも最後には手荒く手首を掴まれ、
投げ飛ばすように応接の隣に続く簡易ベッドのある場所へと引っ張り込まれだけなのに。
「黙れ! ワシが欲しくなった時にお前を使う。そういう契約なのをもう忘れたのか?」
「そ、それは…」
「この売女め! その条件でつまらん金を工面するのを許してやったのを忘れるんじゃないぞ、
その為にお前はここに居るんだからな!」
(チクショウ! こんな屈辱を受けているというのに、逆らう事が出来ないなんて!)
「ん〜〜? 返事はどうした?」
「はぃ…わ…分っています…」
なけなしの気力を振り絞り、奴に従順に言葉を返す。
カシャカシャ、と浅ましい音を立ててベルトを緩める奴の横で立ちつくすしかない私。
もう奴の顔をまともに見返す事も出来ない。
これから使われようと大人しく待っている私は、一体どんな顔を今しているんだろう…
今の私を誰かが見たら、嬲れれるのを待ち望み、早く犯してと頬を赤らめている娼婦のようだと思うだろうか?
それとも両手両足を見えぬ手枷足枷で繋がれた、主人に嬲られるのをただ待つしかない己が身を哀れみ、
悩ましく貌を歪めている性奴隷のように見えるのだろうか?
「フフ……その苦悩に歪む物憂い横顔、若い頃のお母様にソックリですなぁ」
「!!」
清純で、可憐な美少女と言われたカガリとは対照的に、亡き彼女の母は人妻らしい麗しい気品と、
都会的にアカ抜けた美貌が際だっていたと今でも囁かれていた。
だが二人を知る者が今のカガリを見たなら、その栗色の美しい大きな瞳といい、愁いを帯びた優美な横顔といい、
細っそりした華奢な肢体といい、母娘は正しく瓜二つだと答えただろう。
(どうしてこの男が母の事を知っているの? まさか、この男は…!?)
「いやいや。少し、お父上にも似ておられますかな?」
実際、最近のカガリは以前の溌剌とした健康美も、国民の支持を勝ち取った凛々しさもすっかりと影を潜めていた。
代わって見る人が息を飲むばかりに艶っぽく、成熟した女独特のフェロモンを発散するようになっていたのだ。
それもこれも、全てはアスラン達への資金援助と引き換えに、国の実権を握る宰相ビグレットに己の身を差し出し、
嬲り抜かれる日々がもたらした変化であると、本人も薄々感づいてはいたのだが…
「そら、これからご主人様が使ってくださるんだぞ? いつもの挨拶はどうした?」
「あ…す、すみません…」
「さっさとしないか、このグズめ!」
(クソ! どうしてこんな奴に…こんな男の玩具になるなんて…!)
「なんだ、その目は? そんな無様な姿を晒しておいて、まだまだ威勢がいいじゃないか?」
「!?」
(しまった! つい、あんまり悔しくて表情に出てしまったんだわ!)
「まぁ、お前のそういう所が、また虐め甲斐があって堪らんのだがなぁ〜〜」
「……」
屈辱に頬を震わす私へ嬲るような視線を投げかけ、狡猾な笑いをその口元に浮かべる。
以前の私ならこんな屈辱に耐えきれるわけもなく、声を荒げてこのゲスに殴りかかっていただろう。
けれど、今は…
「ビ…ビグレット様。閣議では貴重なご意見に逆らい、
私め如き若輩が生意気にも愚考を述べて時間を浪費して申し訳御座いませんでした…」
観念したようにうなだれ、服従を現すように両腕をダラんと力無く脇につけたまま奴の足元に片膝をついて跪く。
破廉恥にミニスカートの裾を乱してショーツを丸見えにし、
幾度となく躾られて覚え込まされた汚辱にまみれた挨拶を囁いた。
「当り前だ! お前如きたかが小娘に国が動かせるものかよ」
(く……!)
「まぁ、安心しろ。しばらくはあの茶番に付き合って、この国は儂が万事上手く動かしてやる」
「お前は黙って座ってマヌケな愚民共に手だけ振っておればいいんだ」
「偉そうにああだこうだと意見出来るのは、あの無意味な閣議の時だけだと肝に銘じておけよ」
「はぃ……」
あれは2年ほど前の事だろうか。
愛する人を己の決断で失った痛みを贖わんが為に、
キラ達アークエンジェルの行軍を支える費用を捻出するのに必死だった頃だ。
慣れぬ執政の連日の疲れでこの部屋で寝入っていた所を、忍び込んで来たビグレットに無理矢理犯されたのだ。
勿論、激しく抗ったけれど、奴の一言が私の抵抗を全て奪い取ってしまった。
アスラン達への援助資金を捻出してやってもいい、その代わり奴の愛人に…いいえ。奴隷になれ、というその一言が。
それは初め、想像するだけでも怖ろしく、おぞましく、怒りと屈辱で気が遠くなりそうだった。
けれど四方八方手を尽しても、元より国内に確たる支持基盤を持たぬ私に出来る事は限られている以上、
その悪夢のような提案を受け入れるより他には道は残されていない事くらい、私にもすぐ分ったのだ。
泣く泣く奴の愛人になる事を承諾せざるを得なかったが、
今から思えば老獪な政治屋のビグレットに初めから敵う分けも無かっただろう。
どの道、遅かれ早かれ、すっかり国の実権を握ってしまっていたビグレットに頭を下げ、
同じ憂き目にあっていたに違いない。
(アスラン、許して…ダメな私を! 何も持たず、何の力もない、こんな私をどうか赦して…)
泣きじゃくるのも構わず床に押し倒し、荒っぽく私の裡に奴が肉塊を埋ずめてきた時の、
吐き気を催すおぞましさを今でもハッキリと思えてる。
今思い返しても辛く悲しい、好きでもない薄汚い中年男のモノのがいっぱいに私の膣を占めていく、あの惨めな感覚を…
ひきつる渇いた粘膜を無理矢理に引き裂かれ、強引に締め付ける事を命令されて…
悲しいかな、女の肉体の自然な反応で奴をぎゅっと締め付けてしまった、あの時の絶望感。
根本までぴっちりと潜り込んできた奴を受け入れ、蠕動をはじめてしまった己の肉体を幾度呪った事だろう。
そもそもそんな行為自体に不慣れな私に、コイツは無慈悲に4回も膣内射精しまくった挙げ句、
目も眩むような淫靡な変態行為を3日3晩寝る間も与えられず延々と連続で…
(なにより許せなかったのが、アスランだけに許した…私の一番大事な処を、こんな奴に…っ!)
それ以来、コイツにいいように
嬲られる、恐怖と淫猥にまみれる日々が始まったのだ。
精力増強剤でも使っているのか、事ある毎に奴は私を汚したわ。
この執務室で、私の自宅で、閣議所の公衆便所で、公園の茂みの中で。
女にとって目を背けたくなるような屈辱的で卑猥な行為の数々を散々、味あわされてきた。
朝から呼び出されてショーツを剥ぎ取られ、媚薬クリームをクリトリスやその裏側、膣の入り口、陰唇に塗りたくられ、
疼く肉体に身悶えながら閣議をこなした事もあったわ。
愛する人の為に涙ながらに好きでもない男に隷属し、肉欲に狂わされる私のその姿が奴の加虐心をより一層刺激するのだろう、
容赦無い凌辱の末に無理矢理に膣射精しされ、嬲り尽されて、アナルでイク事さえ覚え込まされてしまった……
奴のネチこく執拗で手荒い変質的な責めに、アスランとの優しさに満ちた交わりしか知らなかった私は、幾度となく悶絶し、
恥ずかしい姿を晒して失神を繰り返し続けて…
幾日も、幾度も、仕事を終えた後に……いいいえ。仕事の最中にさえ犯され続け、奴の精液漬けになって…
(うぅ…忘れられるのなら、奴の爛れた獣液を注ぎ込まれて…イッてしまった事実を消し去ってしまいたい…)
(来る日も来る日も、辛く、恥かしい、とても口にする事なんて出来ない屈辱的な調教を受け、
性の奴隷になる事を繰り返し誓わされ続けてきたあの日々も、なにもかも全て…)
覚悟していたとは言え、汚濁を啜るかの如き牝奴隷の務めは辛く、惨めで、そしてこの上なく哀しく、
つい最近まで眠れぬ夜を過ごしてきたのだ。
勿論、いいようにされまいと最後まで抗ったけれど、奴の手管はあまりにも巧妙だった…
(仕方がなかったの! 仕方がなかったのよ…どうかこんな風になってしまった私を赦して…!)
もう完全に、私は奴の欲望の望むままによがり狂う、奴のモノに馴染みきった…哀れな肉玩具であった。
きっと彼が側に居てくれればこんなに簡単に奴の手管に陥落しなかっただろう。
けれど愛する人を失い、この肉体を満たしてくれる存在を失って解消される事のなかった欲求不満が、
知らぬ間に鬱積していたのかもしれない。
不安定な私の精神と、徐々に肉体に蓄積されていた肉欲を奴に見事に暴かれ、
すっかり敏感になった私の肉体は徹底的に嬲り尽され、爛れた快楽に溺れてしまった…
怪しげな薬を使われて無理矢理に疼かされた身体を貪られ、昇りつめらされ、穴という穴に怒張を突き立てられ、
えぐられ、気も狂わんばかりに掻き回されて…
奴はまるで女のツボを全て心得ているかの如く、想像を絶する手際で私の恥部を、
自分でさえ知らなかった性感帯を無理矢理に掘り起こし、弄び、嬲り尽したわ……
奴に抱かれている時、愛しいアスランの顔が幾度も脳裏に浮かんでは消えていった…
何度、全てを打ち明けて助けを請おうと思ったことか。
一体どれだけの間、そうして嬲られながら泣きじゃくり、哀しい嗚咽で虚しく喉を震わせた事だろう。
けれど、いつだって奴の脅し文句が私を躊躇わせてきた。
(……抗えなかった)
ぶくぶくと太った父親ほども歳の離れた奴の腕に初めてかき抱かれた時は、
肌が粟立つ程のおぞましさに身震いしたというのに。
(なんて事だろう…最初は吐き気が収まらなくてどうしょうもなかったのに…)
(なのに今の私は、こんな最低最悪な男に抱かれて感じてしまってる…)
(心でどんなに否定しようと、肉体は覚え込まされた女の悦びを求めて、打ち震えてしまってる…)
暴力で一時だけ肉体が屈しようとも、心だけはアスランだけのモノだ、とそう硬く誓っていたって、
奴に汚された後シャワーを浴びながら流す涙が枯れる事は一向になかった。
だというのに、徐々に奴の破廉恥な行いと繰り返される凌辱行為に、己が懐柔されつつある事を…
奴に貫かれ、その腹の下で身悶え踊り狂わされるにつれ、いつしか私の体からアスランの匂いや肌触り、
抱きしめられた時の胸板の厚さや体つきの記憶が薄れていくのを…
その汚らしい手に、肉棒に翻弄されるにつれ、どんどん深みにハマりつつあるの事を私は薄々感じ、そして恐怖していた。
「お前はなんだ? んん?」
「はぃ…カガリは……あ…貴方様だけの…女、です…」
何度も繰り返して口にしてきたけれど、どうしても俯いてしまう。
だめだ! こんな事じゃ、コイツをつけあがらせるだけだ! 演じるんだ! 演じきって、心の中でコイツを
嘲笑ってやるんだ!
「どうぞ、これまでのカガリの失礼な態度をお忘れ下さぃ…」
「カガリは思慮浅く…卑しい…無力で…貴方様にすがるしか能のない…何のお役にも立てない愚か者、です…」
怒りに震える声を抑えつけ、奴が教え込んだ奴隷の挨拶を口にする。
口汚い罵りや淫ら極まりない仕打ち、そしてこの奴隷の挨拶に、初めの頃は泣きじゃくって抗っていたけれど、
今ではすっかり諦めと空虚な心が私を支配していた。
おぞましさに鳥肌の立つ肌を偽りの欲情で桜色に染め、媚びを含んだ視線を送りながら密やかに囁くのだ。
「今日も僕のカガリをお使いになるのに、わざわざお越しいただきまして、ありがとうございます…」
「カガリは、い…淫乱でバカな能無し牝穴ですが…一生懸命お務めに励みますので、
どうか寛大なるビグレット様のお情けにすがらせて下さいませ…」
「いいぞ、その調子だ。とっと続けろ」
……くやしいぃ!!
けど、けど、今はコイツの従うしか選択肢は無いのよ!
もう観念して、今だけコイツの望むままの“女”に成り切って演じてみせるしかないんだわ!
「お…愚かなカガリを、お赦しいただけるなら…私……カガリ…」
「カ…カガリ・ユラ・アスハは…ご主人様の欲望を全て満たす為に、この身を終生捧げる事を誓います…」
「こ…こんな恥ずかしくてイヤラしい肉体ですけれど…どうぞ、お気の済むまま…ぞ、存分にお使い下さぃ…」
性の奴隷として教え込まされた屈辱にまみれた台詞を、血を吐く思いでひたすら紡ぐ。
奴には豊満な乳房を見せつけるように胸を突きだし、声を蕩けさせながらネダるようにチロリと舌を出して唇を濡らす、
墜ちきった女を演じながら。
「フフフ…そうだ。お前は儂に何もかも、その全てを捧げたんだ」
今朝方、厳粛なる閣僚会議を進行してきたのと同じ姿で破廉恥極まりない言葉を従順に囁く私に気を良くしたのか、
奴の顔がほころんだ。
「お前の穴という穴の処女を奪った男が儂だという事を、一時も忘れるなよ」
「はぃ…ビグレット様の疼きをお慰めする…せ、性処理道具として…どんな事をされようと喜んで従います」
「どうぞビグレット様の、お好きなように為さって下さぃ…」
お生憎ね! 私の初めてはアスランにちゃんと捧げたわ! アンタが奸計で強引に奪えたのは、それ以外よ! このド変態め!
そもそもあの人はそんな処を欲しがったりしなかったわ!
「ククク…そんなに儂に可愛がって欲しいのか?」
「はい。それが私…カガリ・ユラ・アスハが望む全てです…」
「ビグレット様にお仕えする、よ…悦びに胸を高鳴らせております。
どうぞ、お気の済むまで御存分にお使い下さいますようお願い申し上げますわ…」
演技とは言え、貴方の為にこんな吐き気の込み上げるセリフを喋らされてる私を許して、アスラン!
あぁ、だけど執務室でこんな昼の日中に、男の足元でスーツ姿のまま跪いて恥ずかしいオネダリをし、
媚びへつらうこんな私を見たらきっと貴方は私を軽蔑するわ。
怪しい媚薬に屈服した、なんて意志の弱い女だろう、と貴方は嘆くかもしれない。
だけど…だけど、何も持ってない私には、こうするしか…
これしか国も、貴方も助ける術がないのよ! どうかこんな愚かな私を許して、アスラン!
「お願いいたします…今日も私を…今すぐメチャメチャにして、溜りまくったモノを全部吐き出して下さぃ…」
「溜りまくったモノじゃと? それは何じゃ? え? ハッキリ言ってみろ!」
「ああ、バカな私をお赦し下さぃ…ビ、ビグレット様のオチンポミルクを…どうか全てイヤラしいカガリにお恵み下さいませ…」
屈辱にまみれたセリフを紡ぐ己の口調に淀みが無くなってきた事が自分を驚かせた。
何度も何度も、イヤ言う程に繰り返して強制されられてきたせいだと信じたい。
こんな自分が許せなかったし、何より信じられなかった。
認めたくなかった…
けれど、少しでも間違えると、この男は容赦なく暴力を振るうのだ。
この前なんて、歯が少しおしゃぶりの最中に亀頭に当たったというだけで、どれだけ顔を殴られた事か!
そんな事をされたら、私じゃなくたって卑屈になってしまうに決まってる。
「おや、怯えておるのかな? ククク…本当に可愛いのぉ、お前は」
「あんまり可愛いので、儂も年甲斐もなくついつい興奮してしまうわい」
「ヒヒ…どうじゃ、お前がどれくらいこの儂を興奮させたか、確かめてみたいとは思わんか?」
己で考えて私に教え込んだ恥ずかしい口上を聞き、好色そうに顔をほころばせた。
汚辱に怯え、苛烈な責め苦を思って顔を歪めた私の姿に悦虐の情感が高まったのか、奴の目がギラギラと輝き、血走っている。
(最低だわ! 正真正銘の、ド変態のサディストめ!!)
(こうして辱められる前に繰り返し惨めなセリフを喋れば、私がうちひしがれて泣き出すとでも思ってるの?)
(仮にも、かって仕えたお父様の娘に対して、なんて下劣で非道な仕打ちをするんだろう、この男は!)
「私の淫らな肉体が失礼をしまして、申し訳…ごいざいませんでした。
どうか…私が、どんな失礼をしたか…後学のため、お勉強させて下さいませ…」
「フッヒヒッ! そうかい、そうかい。全くお前はスケベな事だけは、勉強熱心じゃのぉ〜〜」
「あ…ありがとうございます…これも全て、バカで肉体ばかりイヤラしい私を、
こんな風に躾て下さったビグレット様のお陰です…」
「ほぅ、それで?」
「はぃ…き…今日もカガリの肉体を、ご存分にご賞味下さい」
「まだご満足いただけるにはほど遠いダメな牝奴隷ですが…い、一生懸命努力しますので…」
「どうか厳しく調教して下さい。一日も早くお好みにそう性奴隷に成れるよう、
ビグレット様には御教授よろしくお願いいたします…」
いくら心を無にして芝居がかったセリフを吐こうとしても、未だに言い淀んでしまう。
こんな破廉恥で屈辱的な口上を、媚びへつらってアスランに言うなんて一生ありえないわ。
「大分と様になってきたな。いっぱしの奴隷な口をきくようになったじゃないか?」
「今日も飽きるまで、たっぷりとその恥知らずなウシ乳をオモチャにして責め尽してやるからのぅ」
「あ…ありがとう、ございます…」
「クク! そうしていると、とてもお堅い職についてるようには見えんの。まぁ、女なんぞは本来そういうもんなんじゃがな」
「なんだったら今すぐにでも代表首長なんぞという肩書きを捨てて、どこへなりとも逃げ出しても構わんぞ?」
「……!」
「せっかく戦争も終わったんだし、後の始末は面倒な事ばかりじゃないか? そうじゃないのかな?」
「そうまでして、お前を捨てていった男に貢ぐ価値はあるのかね?」
「聞いた話じゃ、もうとっくに他に女を作って一緒に暮らしておるそうじゃやないか? んん?」
なにニヤついて私の顔をのぞき込んでるのよ! そんな手に引っかかる程、私はマヌケじゃないわ!
そうして私を嬲って楽しんでるだけのくせに! なんて最悪な男なんだろう!
「なのに、儂に穴という穴をザーメン漬けにされて、牝奴隷に貶められてまであの男に尽したいのかな?」
今までにアスランやキラへの資金調達の度に味合わされてきた、
数々の惨めな恥辱体験が不意に脳裏を駆け巡り、背筋に寒気が走る。
命じられるまま淫らに乳を揺らし、尻を振って肉悦に狂った牝を演じ、奴の望むままに奉仕し続けた夜━━
目も覆いたくなるような陰惨で卑猥な責め苦にいつしか溺れ、嬲り尽されていく墜ちたマゾ奴隷の姿━━
屈辱的な牝犬のポーズで叩きつけられる凌辱を、その爛れた欲望を全身で受け止めながら、
永遠の隷属を誓い、失禁して果てる女━━
それは紛れもなく自分自身であった。
(…耐えれるわ! 耐えてみせる! あの人の……アスランの為なら、私はどんな事だって!)
衝動にまかせてこの場から逃げ出したいのを懸命に理性で抑えつけ、己に言い聞かせるようにかぶりを振る。
葛藤を悟られぬよう、すぐさま切なさに極まったような吐息を漏らしながら、誘うように腰を揺すって媚びへつらい、
自分から股を大きく開いてショーツを見せつけ囁いた。
「そんな酷い事をおっしゃらないで下さぃ…もうカガリは貴方様だけに従うしか能のない、卑しい存在ですのに…」
「彼の事なんてどうでもいいんです。今の私は貴方様にお仕えさえ出来れば…」
そう。
均整のとれたスラリとした肢体に、キリッとしたショートカットのボーイッシュな美貌と良くも悪くもハッキリとした物言いが魅力的な少女、
とあの人が微笑みながら囁いてくれた私はもうどこにも居はしないのだ。
「そ、それに工面していただいている資金は、キラの…弟の為なんです……」
「ほぅほぅ。これはまた泣かせる話じゃないか。弟の為に姉が肉体を張って金を稼ぐお涙頂戴の物語だな、まるで」
「しかし、姉がその身を売って稼いだ金で弟は放蕩三昧っていうのはどうだろうねぇ?」
(く……っ!)
だめだめ! 落ち着いて!
これまで散々に味あわされ、汚し抜かれてきた最低最悪の仕打ちでもう十分理解してるじゃないの?
無駄な抵抗はかえってコイツを悦ばせるだけだって!
(それに……)
あがけばあがく程に、自分がどうしょうもなく惨めな存在に成り下がってしまった、と思い知らされるのだ。
女はどんなに抵抗しても男には敵わないと、女の性からは逃れられないんだと…
徹底的に嬲り尽され、イヤラしく躾られて、その事が肌身に染みてしまったから…
「どうか、そんな事をおっしゃらないで下さぃ。たった一人残った肉親の為なら私はどうなっても構わないんです…」
「それに、私……今ではビグレット様に可愛がっていただけるのが本当に……」
「ほほう。実は根っからの好きモノの淫売で、儂のチンポの味が忘れられなくなったというわけじゃな?」
なんて下品な奴ッ!!
怒りで視界が一瞬、真っ赤に染まるけれど、すぐに冷水を浴びせられたように心の芯が冷えていく。
奴はベルトは緩めてはいるが、スーツなどの衣服を一切脱いではいない。
私だけが恥じらいもなく黒の下着をブラウスに透けさせ、スカートを乱して太腿を露わにしている。
その上、媚びるように跪き、同情を買う為に必死にオネダリしているのだから。
(これじゃ、まるでコイツの言う通りじゃないの! 私は、私は一体何をしてるの…!?)
こんな惨めで淫らな姿を誰かに見られたら、奴の言う通りだと誰もが躊躇わずに頷くだろう。
あぁ、どうして……どうしてこんな事に…
「は、はぃ……私は全て、ビグレット様…貴方様のモノです…」
「お前は誰に飼われているんだ?」
「カ…カガリは…ビグレット様のような素敵な殿方に飼っていただけて、とても幸せです…」
(ああ、なんて事を私は口走っているの…でも、でもこうするしか…)
「フフ……そのイヤラしい肉体に儂の精が注がれるまで疼きが消えん、
正真正銘の淫売に成り下がったお前にピッタリの挨拶だな」
「あ…」
言うんだ。
今は何も考えちゃダメ! 言う通り、いつもの通りに演じきるんだ!
「ありがとうございます…どうぞバイブでもアナルパールでも…ビグレット様のモノでも、ご自由にして下さぃ…」
「どんな言いつけに従いますからぁ…カガリを、どうぞビグレット様の女のカガリを、
もっと恥ずかしい牝穴に仕立て上げて下さぃ…どうぞ、お願いします…」
屈辱に頬がひきつるのを髪で隠し、熱に浮かされたように声を震わせ、従属の誓いを繰り返す。
奴好みの派手なピンクのルージュを塗った唇を物欲しそうにネットリと舐めながら、熱い吐息を吹きかけ身をクネらせて。
「ククク…困った娘だ、そんなイヤラしいオネダリばかり覚えおって」
「しかし、いい返事じゃ。どうやらコッテリと道具責めを味あわせ、淫乱奉仕を徹底的に仕込んだ甲斐があったようじゃな?」
「はぃ…愚かな私めの為に、ビグレット様にはお手数をおかけしました…」
「ふむ。口惜しいのは、アナル、口、顔、胸と、儂が初めての男になったのに肝心の処女を奪えんかった事だったが…」
「も、申し訳ございませんでした…」
「フン。近頃の娘と来たら、誰彼構わず股を開いて小便臭いガキのチンポを咥え込みおる!」
己のしている非道を棚に上げた、この傍若無人な罵倒に思わず声が出そうになる。
愛する人に初めてを捧げられて本当に私は幸せだったと、今さらながらに身に染みた。
でなければ、この男に手込めにされて何もかも奪われ、踏みつけられて、汚し抜かれていただろうから。
「まぁ、いい。それ以外を全て儂が奪ってやったわけだからな」
「分るか? この後誰の嫁になって、どれだけソイツに抱かれようと、
何をされようとも儂がお前の最初の男じゃという事実は消えないんじゃぞ?」
「マンコ以外は、な」
「はぃ……」
「もっともそのマンコも、今じゃ儂のチンポにすっかり馴染みきっておるがのぅ」
「今さらそこらの若造の貧粗なモノじゃ、お前のイヤラしくて下品なワレメは、とっくに満足なぞ出来ぬわい」
(ゲスめ! それもこれも、何もかも全部お前のせいじゃないか! 好きでこうなったわけじゃないわ!)
わざとらしくわざわざ口に出して聞き返し、屈辱感を煽りたてる。
その醜く歪んだ、若い牝を嬲り尽す悦びに下卑た笑いを張り付かせた奴の顔は、『お前は永遠に儂のモノだ! 手放さんぞ!』
と、声高に叫んでいる劣情剥きだしの牡そのものだ。
「はぃ…もう、カガリはビグレット様でないと満足出来ない肉体になりました…どうぞ心ゆくまで私をお楽しみ下さい…」
「ククク…いい返事だな。所で、儂が初めて使ってやったのはアナルに口、顔、胸に…それだけじゃったかのぅ?」
「い、いいえ…膣にも、タップリとお情けを…いただきました…」
「そうじゃった、そうじゃった! 忘れておったぞ」
(クソ爺め! 何わざとらしい事ヌカしてるのよ!)
(あれだけ膣は嫌っ、って泣いて叫んだのに! 嗤いながら何度も何度も射精したのはアンタじゃないの!!)
(いい歳して、娘ほど歳の離れた私の膣に必ず射精さないと気が済まないのは誰よ!)
(仮にも代表首長である私を犯して、孕ませようとしてるアンタは一体なによ! 畜生にも劣るわ!!)
「ククク! あのツンと澄ましたお偉い代表首長様に、儂のチンポを突っ込み放題とは全くもって、笑いが止まらんのぉ!」
「く…っ!」
マズイ! また怒りが抑えきれなくなってきてる!
このままじゃ、いつ我慢しきれなくなってコイツを殴り倒すか分らないわ! 早く済ませてしまわないと!!
これ以上、こんな風に嬲られるのなんて耐えられない!
「あ…あの…もうすっかり準備は出来ています…から…どうぞ今すぐ、お相手させて下さぃ…」
ネットリと切なく囁く、己のその心のこもった甘えた声音に驚いた。
一体、私はどうしちゃったっていうの!? 今のは何!? どういう事!? ああ、この感覚はなんなの??
どうして……どうして声がこんなに震えてしまうの??
これじゃ、まるで男に支配され隷属する快感に酔いしれた、切なそうに眉を歪めて媚びる本当の牝奴隷だわ!
「フン、いいじゃろう。どれ、たっぷりと今日も種付けしてやろうか!」
「ぁん……!」
決まり切った口上にでも興奮したのか、奴は私を立たせると無理やり身体を引き寄せる。
逆らうことは許されない。
背後に回られて後ろ手に腕を組まされ、乳房を捧げるように突き出す格好をさせられた。
ズングリ太い奴の腕に抱きすくめられてはどうにもなず、フラつきながら奴に身を任せるしかない。
「なんじゃ、そんなに甘えた声を出しおって、いきなりブチ込んで欲しいのか?」
「は、はぃ…いつものように、な……膣に…全部御射精し下さぃ…」
「儂のザーメンを受け止められるのはマンコの穴だけなのか? ん? どうなんだ?」
「い、いいえ…お口ででも…お尻ででも…お乳にでも…ザ…」
「ザーメンでもお小水でも注いで下さぃ…一滴残らず飲み干します…」
(違う! 誰がアンタのなんか! くっさいアンタのなんて、これっぽっちも欲しくなんかないわよ!)
「ふふん。そうまで言うなら使ってやろう。感謝するんだな、SEXするしか取り柄のないお前を使ってやるんだ」
「はぃ…セ…SEXするしか取り柄のないバカな私を、どうぞご存分にお使い下さい…」
「貴方様のような素敵な殿方の…お…お情けをいただけて…カガリは、とても幸せですわ…」
改めて言葉にすると、絶望のドン底に突き落とされずにはいられない最低、最悪の言葉だ。
顔面からみるみる血の気が引いていくのが自分でも分る。
覚悟していた事だ。
理解していた事だ。
私一人の犠牲で、国も愛する人も助けられるならどんな事だって耐えられると思ってた。
なのに……
なのにどうしょうもなく哀しく、惨めになっていく…
「可愛い事を言うようになったのぅ。どうじゃ、儂に使われてそんなに幸せか?」
「はぃ…ビグレット様にお仕え出来て…幸せで…ぁふッ!」
「ヒヒ、こんな素晴らしいモノを普段隠し込んで男共の目を欺いておったんじゃからな。
全く、お前はなんて着痩せすタチなんじゃ」
ブラごと柔々と摘まれ、身体がぴくんと震えて前屈みの姿勢に傾いてしまう。
けれどすぐに思い直してすっかり観念した体を示すかのように、全身の力を抜いて両脚の力を緩めた。
「あっ、ああぁん! だ、めぇ…っ! そ、そんなにぎゅっ、ぎゅっ、てしたらぁ……ああん!」
「気分を出しおって! SMどころか、スカトロプレイに羞恥プレイ、露出と、
何でも儂が調教してやった成果が現れておるようじゃの!」
「はぁーっ、はぁーっ…はぃ…仰せのままに…どうぞ、お気に召すままにカガリを…お使い下さ…ぁん!」
言い終わらぬうちに、上着ごと乳房にがっぷりと指を食い込ませて荒っぽく揉みコネ始められる。
敏感な先端をネチこく摘まれ、息が詰まった。
奴はまるで果実を枝からもぎ取るような巧みな指使いで執拗に乳首を責め立てる。
ぐにぐにと荒っぽく揉みツブされ、引き延ばされて、
いいように弄ばれる二つの乳房がブラウスの裡で揺れ踊っているのが痛いほど伝わってきた。
「はぁーっ、はぁーっ…あぁ……はぁ、ん!」
「なんだ、乳を揉まれたくらいでそんな声を上おって、相変わらず感じ易いのぅ。
しかし本当にどうしょうもなくイヤラしい乳じゃな。この淫売め、もうこんなに硬く乳首尖らせおって!」
「ひぅう…ん! そ、そんなに強くぅ…あ、だめ…っあ! はぁーっ、はぁーっ…ぁあん!!」
「ホレホレ、まるでつきたてのモチのようよの。むっちりの重量感と指に吸い付く、このすべすべの乳肌の感触といったら…!」
「はぁーっ、はぁーっ…あふぅ…んん! お願い、です…っ! どうかそんなにお乳を乱暴にぃ…っ!」
「なんじゃ、窮屈そうじゃないか? 儂専用のこの罪深い乳を早く楽にシテやろうかのぉ。
どれ、もうどこもかしこもすっかり準備は出来ておるようじゃしな?」
「は、はぃ…ビグレット様がいつでも、どこでもお使いいただけるよう…
お…お命じになさるのを待って、お務めの用意はしておりま…ぅくぅん!」
「ケヒヒ! こんなに育ちのいい体つきしおって、なんという破廉恥なウシ乳と無駄にイヤラしいマンコじゃ!」
薄いブラウス越しにハッキリと乳房の中央で両の乳首がみるみるぷっくりと膨らみ、言い訳できぬ程に恥ずかしく尖りきっていた。
とっくに隆起していた乳輪ごとコリコリと硬く勃起した乳首は弾力を増して、奴の指を楽しませているだろう事が口惜しい。
(どうして? なんでこんな奴に弄ばれてるのに私の身体は拒絶しないの!?)
(あうう! だ、だめだわ! このままじゃ、また欲しくて欲しくて狂ったように疼いちゃう!)
「うはは! あの気位の高いアスハ代表様が、儂のチンポを焦がれて乳首とクリをおっ勃てて
マンコ濡らしてブチ込まれるのを待ちわびておるとはのぉ!」
「それ! チンポが欲しけりゃ、儂が育ててやったこのエロイ肉体のサイズを言ってみろ!」
「は、はぃ…ス、スリーサイズは上からバスト…きゅ…95、ウェスト61、ヒップ88、です…
た、体重は54kgになりました…ぁんん!」
ここ1年の間、私の胸は執拗に揉みコネ尽され、
怪しい薬をうたれて無理矢理膨らまされ、3サイズ以上は大きくなった今では奴の手にも余る程だ。
元々華奢だっただけに余計目立ち、急激に膨れあがった重そうにタプンと揺れる乳房は、
まるでメロンを二つぶら下げて揺らし歩いているようだ、と皆に噂されているのを私は知っている。
歩くだけでユサユサと揺れるこの乳房はまるで淫靡な証のようで、極力目立たぬ格好で隠したいのに、
いつだって私は逆に乳房の大きさを誇示するような、うんと恥かしいデザインの下着や服を身につけていた。
「ウヒヒ! 何度揉んでも、むしゃぶりつきたくなるエエ乳しとるのぉ、カガリは」
(あくぅ! 苦しぃ! 只でさえ胸がキツイのに、そんなにぎゅうぎゅう揉まないでぇ!)
常に自分が奴の女である事を、性の奴隷である事を自覚させ、私を一時も心休ませる事なく辱める為に、
只でさえ破廉恥なデザインの服を、1サイズ小さいモノだけ着るよう奴が命じていたのだ。
逆らうことも許されず、隠すことも許されず、どうしようもなくこんな巨きな乳房をこれ見よがしに突きだして歩くしかない。
だが、それ以上に屈辱的なのは奴に会う時に必ず身につけさせられるタイトミニのスカートで、
それが膝上20cmはあろうかという破廉恥な代物なのだ。
オマケにショーツとガードルのラインがクッキリと尻たぶに浮き上がる程に薄い生地で、
側に刻み込まれたスリットは殆ど腰まであって、
少しでも動けばショーツの腰ヒモが見え隠れする始末では誰に何と言われても言い逃れ出来ぬだろう。
(うぅ…こんな姿で日々過ごさなければならないなんて…どんなに恥ずかしくて、惨めで辛いか、
とても言葉で言い表せるものじゃないわ!)
ブラからこぼれんばかりのムッチリ張りつめた乳房をたぷたぷと揺らし、Tバックの食い込んだ大きなお尻を悩ましげにクネらせ、
太腿が剥きだしなミニでピンヒールを履いてカツカツとセクシーに歩く。
そんな娼婦まがいの格好で深夜の閣議場を散歩と称して連れ回された事も一度や二度ではない。
酷い時はブラジャーはおろか、パンティすら履くことを許されず、そのまま閣議に臨まされる事もあった。
(今ではこの身体のせいで、いつでも男達の視線を集め、舐めるようなイヤラしい視線に悩まされぬ日などないって言ったら、
アスラン…貴方は信じてくれるかしら?)
「ククク…あの小娘がここまで蒸せかえる程に旨い牝っぷりになるとは、正直なところ儂も予想せんかったぞ。
連合の技術もまんざらではないわ」
みゅぐ! むぐゅぎゅぎゅ! クリクリ…ぐにに!
「あひぃ! はぁーっ、はぁーっ…だ、めぇ…んん! ブラごと、そんなにしちゃ…あくぅ!」
「お前の乳はなんと柔らかいのかのぅ。何を喰ったらこんなにトンでもなくスケベになるんだか。
タプタプして、こんなにイヤラしく張りつめて…本当は95以上はあるんじゃないのか?」
恥ずかしい程に張りつめ、ツンと上を向いて突き出された乳房を下からすくい上げるように持ち上げ、
意地悪そうに奴はそう囁いた。
欲情に脂ぎった奴の顔が、ギトギトと薄気味悪く光っている。
何度こうして恥ずかしい肉体のサイズをコイツに告白させられた事か。
奴はまるで視線にメジャーでも仕込んでいるように、決まって私のサイズが変った頃合いを見計らって聞いてくるのだ。
「あぁ…はぁーっ、はぁーっ…はぃ…んくぅ! さ、最近…また少し大きくなったみたい、で…ぁふ!」
「嘘はいかんのぉ。どれ、お仕置きじゃ」
ぎゅっ! ぎゅむ! むにむに! ぎゅっくく!
「はぁん! お、お赦しを…っ! わ、分らなかったんですぅ!」
「クヒヒヒ! たんまり詰まったいい乳じゃ。しかし96や7では中途半端じゃな」
「どうせならあと少し膨らませて、キリのいい1000ミリバストにしてしまおうかの?」
しつこく弾力を確かめるように乳房を引き延ばしてロケットのように張り出させ、
搾り立てながら指でぐにぐにといびつに歪ませる。
己のそのとんでもない考えに喜んでいるのか、ニタニタと奴は楽しそうに口元を歪ませた。
こんな淫らで無様な姿を嘲笑うように、奴は時に男の腕力を見せつけ、
時に財政を握っている事をチラつかせて私の身も心もズタズタにし、何度も何度も強引に蹂躙したわ。
初めは、こんな異常性欲の男がいるなんて理解出来なかった。
でも、今ならハッキリとコイツのドロついた魂胆まで読みとれる。
手込めにした娘の肉体だけでなく、魂に到るまで徹底的に踏みにじり、
屈服させて淫らな姿のマゾ奴隷として飼育しないと安心出来ない、小心ものの極悪なサド野郎なのだコイツは。
いつだって奴は、白い乳肌が桜色に鬱血すまでコネ回し、静脈を浮かせて乳房が一回りも腫れ上がったようになるまで決して、
私が嘆き叫ぼうと一考に気にせず乳房をめちゃくちゃにするのを止めはしない。
きっと今までコイツの顎にかかった名も知れぬ女達は、無理矢理に辱められた挙げ句にマゾとされて狂い死にするか、
肉体を徹底的に淫らに貶められ、改造されて薬物中毒で命を落としていった事だろう。
最新の医療設備を使える私でさえ、コイツの異様な行為を治療し、打ち消す事が半ば出来ないでいるのだから。
このまま奴の狂気に晒され続けたら、いつの日にか乳腺までドロドロにコネ犯し尽された、
正真正銘のマゾ奴隷になるのは目に見えていた。
そんな奴の異常なまでの乳房に対する執着に晒されると、決まってそのあまりのおぞましさに嘔吐感がこみあげてくる。
「ぁく! うぅ…はぁーっ、はぁーっ…そ、それは…ぁあん!」
(揺れすぎちゃって、とっても恥ずかしいって言うのにこれ以上、まだ私を辱めるつもり!?)
(そんな事されたら、もう二度と人前を歩けないわ! 大体今でさえ、重くて辛くって腰が痛いのに!)
(なのに、なのにみんなに牛みたいな恥ずかしいお乳を晒して、揺らして歩けっていうのね! もういい加減にてっ!)
「おうおう、服の上からでもイヤラしく歪んどるのが良く分るわい。全くとんでもないウシ乳になったもんじゃ」
「あふぅん! あっ、ビ! ビグレット様ぁ! そんな、激しい…っ!」
(もぉ嫌ぁあ! そんなフルーツ搾るみたいに、根本から先っちょまで全部搾り尽さないでぇえぇ!!)
どんなに手荒く扱われようと、隷属を装う以上は手を後ろに組んだまま歯を食いしばって、
胸を反らして奴のイヤラしい手で揉み嬲られるままに任せる事しか、私には許されていない。
まるで風船でも弄ぶように乳首を前後左右に振り回す乳辱は、本当に永遠かと思われる程に延々と続き、
絶えること無い激痛に意識が朦朧としてくる。
「ますますイイ反応をするようになったなぁ。どぉれ、週末は新しい塗り薬も持ってくるとするかの」
ぎゅっ! ぎゅむむ!
「あくっ! はぁーっ、はぁーっ…あはぁん! だ、めぇ…っ! ね、根本から全部なんてぇ〜〜〜っ!!」
「今まで以上にコッテリ時間をかけて、みっちり1m超えバストに仕立ててやるぞい。
この弾けそうなウシ乳に挟まれて溺れるのは堪らなんからなぁ!」
その邪悪な囁きに得体の知れぬ恐怖を感じ、うなじに鳥肌が立つ。
またあの静脈が浮いた乳肌にタップリと怪しい薬を打たれ、燃え上がるような乳房の疼きに悶え狂う事になるのかと思うと、
今すぐ逃げ出したい。
けれど乳虐を甘んじて受け止め、震え耐えている私に一層に嗜虐心を煽り立てられたのだろう、
鼻息も荒くますます激しく揉みコネ始めた。
ぎゅむにゅう!! ぎちち! ぎゅうううう!
「あくぅうぅ…っ!!」
(ひぃい! また、また狂わされるんだわ! またイキっ放しになっちゃう! もうお注射は嫌ぁ! アノ塗り薬も嫌よぉ…ッ!)
「クク! その前に、今日もたっぷりと!」
ぐみゅむ! ぎゅくくむ!
「あっ、ああ! きゃふぅっ! んくぅ…っ! あ、あふぅう……んんっ!!!」
「この爆乳を可愛がって、いい哭き声を上げさせてやるぞ! こうやって…なぁ!!」
「あっ! はぁん! ど、どうかもうお赦しを…っ! で、でないと本当にお乳、どうにかなっちゃうぅ!」
奴の血走った眼が興奮の余り吊り上がっている。
抵抗は無駄と分っていても抗わずにはいられない。
それほどに酷く、辛く哀しい凌辱がこれから待っているのだから。
「ヒヒ! 随分と甘ったるい声で哭くようになりおったのぉ〜〜♪ また乳首でイクのか? んん?」
「それそれ、もっともっとおかしくなるがいい! もう、お前の事なんぞ、誰も首長なんぞと思っとりゃせんのだ!」
「はぁーっ、はぁーっ…そ、そんな…ぁあん!」
ああ、またいやらしい卑劣な中年男に無理矢理犯されるんだわ。
どんなに辛く苦しかろうと、まるでそれ望んでいるかのように身悶え、悦楽にまみれる浅ましい欲情剥きだしの女のように。
徹底的に乳房を嬲り抜かれ、貶められて……
「分らんのか? もう誰もお前をそんな女だと思っとりゃせんわい」
「このイヤラしい肉体で、儂や方々の実力者に取り入ってなんとか体裁を繕っとる、
無能な代表様だと影で散々笑い者になっとるのが!」
(あ…あぁ……きっと、本当にそうなんだわ…だって、こんな…こんなイヤラしい私の肉体じゃ…もう誰も…)
━ ◆ ━
どんなに地味で目立たぬ格好になっても、流れる豊かな金髪、はちきれんばかりに育った胸、
それとは対照的にキュッと引き締まった細腰、ミニスカートから覗く雪白い太股、そして歩く度に上下に弾む豊かに実った胸元と、
脚を踏み出すたびにキュッ、キュッ、と悩ましく左右に揺れ動く大きく張り出した尻肉は、
まるで男を誘っているようで閣議場を行き交う男達の視線はカガリに釘付けであった。
どこを取ってもその美しさを忘れられぬ程に見る者の脳裏に深く刻まれるその見目麗しい姿が、
男達の格好の淫欲な的となるのも無理からぬ事だろう。
大方の男達の頭の中では、タプタプと重たげに弾んで見るものを楽しませる、
グラマラスな曲線を描く二つのミルク色の隆起も、その先に薄桜色に輝く乳首も、砂時計のように引き絞られた細腰も、
翳りをまとったドテ高な恥丘も、ムッチりした太腿の付け根も、プリプリと柔らかく弾む尻たぶも、ココア色のすぼまりでさえ、
その全てが白日の下に晒け出され、白濁にまみれているに違いなかった。
それほどまでに今のカガリは疲れと憂いが相まって、皮肉な事に日に日にその美貌と艶やかな魅力を増していたのだ。
『見ろよ、あのエロイ乳!』
『驚いたな…恋人と別れたと聞いてたけど、いつの間にあんないイイ女になったんだ…?』
『バカ。ユウナ殿に散々可愛がられてたって噂だったじゃないか』
『道理で…でなけりゃあんな色っぽい肉体にはならないよなぁ…』
『一度は婚前逃亡したけど、なんだかんだでユウナ殿に可愛がられてたんだろ? 全く羨ましい限りだぜ…』
『元々あんなにいい尻の女をユウナ殿がどうこう、ってのは納得いかなかったんだ。こうなりゃ是非、私が…』
『細身なのに、なんて不釣り合いに飛び出した胸だ。あんなに揺れて…』
『まるで男に揉み搾られるのを心待ちにしてるかのようですなぁ』
『ついこの前まで小娘だと思っていたが、どうしてすっかり食べ頃の女になったじゃないか』
『あの乳、いいねぇ。一度生で拝んでみたいもんだ。あんな乳をユウナ殿は毎晩揉みまくって、舐めしゃぶってたのか…』
『いやいや。気の強い代表様だ、きっとあのデカ乳で挟んでシゴきまくってユウナ殿から一滴残らず搾り出したんで、
もうヘロヘロに勃たなくなって逃げ出したって聞いたぞ』
『あんなにツンと澄ました顔して、毎晩あの口とオッパイでチンポしゃぶりまくってたのかな?』
『あのエロイ身体で処女って事はあるまいさ。あんな可愛い顔して、きっとベッドじゃ自分からチンポに擦り寄ってくんだぜ』
『あの綺麗な顔をウットリ蕩けさせて、豚みたいに無様に鼻を鳴らしてザーメン啜るのかね?』
『一体どんな牝顔さらして代表様がイキまくるんだか、是非一度見てみたいよ』
『見たまえ、足首が締まって尻がキュッと見事に盛り上がって。オマケにあんな高いヒールで歩いているんだ、
ざぞかしアッチの締まりも随分と…』
『あの長く麗しい脚と見事に引き締まった尻を見ろよ。きっと前も後の具合も蕩けるように違いないぞ』
『なるほど、ユウナ殿があんなに呆けていたのは、アレで精も根も抜き取られたのが原因ってわけですか』
『あの無駄にイヤラしい身体を使って、色仕掛けで債務国に返済期日を先延ばしにするよう、タラし込んで欲しいものだ』
『イヤ。なんでも実際どこぞの大使館を深夜、共も連れず破廉恥な格好で訪れたという噂ですよ?』
『確かにあの肉体を使える、穴という穴を精子まみれにしてイカせ狂わせられると聞いたら、
どんなお堅い大使様だろうと男ならグラついちまうよな』
『いやいや、私が聞いた話では…』
お父様が活躍したそこは、まるでありとあらゆる汚れた魂と不浄の収容所のよう。
今では大勢の議員に毎朝、日に日に淫らに墜ちていく肉体を視姦される為だけに、
閣議場へ赴いているのではないかとさえ思えてしまう。
無遠慮な視線と生唾を飲み込みながら囁かれる噂話を知りながら、
こんな淫らな肉体で面前に立って弁を奮うのが、最近はどんどん滑稽に思えてきていた。
どんなに議論を尽しても、所詮はこうして私を嬲っているこの男の一言で全てが決まるのだから…
既に奴を支持する層は幾何級数的に増大していると言っていい今、私に出来る抵抗なんて知れてはいるのだろう。
今ではこの国の宗教、文化、産業に到るまで、至る所に奴の影響力が及んでいると言っていいのだから…
(あぁ…それもこれも、お父様の残したこの国を護りきれなかった私の責任のせいなんだわ…)
そんな風に蔑ろにされるだけでも耐え難い屈辱なのに、この憎らしい男の性奴隷としてこうして毎日弄ばれているのだ。
乳房を揉まれるだけで火が付き、アソコが疼いて止まらないイヤラしい肉体に貶められて…
Hカップの巨乳を揺らし、乳首をツンと上に向かせ、
後ろから見ると逆ハート型にクリっと吊り上がった尻たぶにミニスカートを貼り付けて……
キュッと女王蜂のように腰を目一杯細くくびれさせ、肉付きの増した太腿を見せつけるように晒し、
とんでもなく淫らな肉体に不釣り合いな童顔を乗せたプロポーションで…
脂ぎった中年男の劣情が思い描くままの姿に成り下がってしまった私……
ぎゅっ! むぎゅぎゅっ! ぐにに!
「あん! あっ…く! そんなに、乱暴にしちゃ……あふ!」
「なんじゃ、その甘ったるい声は? 嬲られて感じておるのか? もうチンポが欲しくて辛抱堪らんか? ええ?」
(な、何言ってるのよ! こ、こんなことしたって、ちっとも感じたりしないんだから!)
「ひゃっ!? はぁーっ、はぁーっ…あふ! そ、んなに…っ! 引っ張っちゃ、あっ! ああ!」
両方の乳首を前方へと引っ張り上げられて、柔らかく大きな乳房は否応無しにそれに従い、
淫らに引き延ばされて形を変えてしまう。
そんな酷い仕打ちにと生臭い息に顔を背け、悔しさと恥じらいに満ちた声を震わせて哀願する事しか出来ない。
「ウヒヒ! まったく形といい、この手触りといい、なんと色っぽい乳じゃ!」
「あふ! っく…はぁーっ、はぁーっ…あ…あぁ……んく!」
「こうやって強く搾られるのがいいんじゃろ? 今の気分はどうだ?」
「はぁーっ、はぁーっ…は…はぃ…き…もち、いぃ…です…んん!」
「そうじゃろう、そうじゃろう! このプリプリした尻といい、本当に少しの間で男好きのスル肉体になりおって!」
「んくぅ…っ!」
スルリと、奴の手がスカートに潜り込むと、すべすべしたお尻の割れ目を伝って奥へ、横へと、イヤラしく蠢いた。
ゴツイ指が尻たぶの丸みを確かめるように臀部の肉にグップリと食い込み、尻肌に刻まれた縄痕やキスマーク、
そして歯形の跡をくすぐるようになぞり上げていく。
「どうやら随分と尻を揉まれるのが気に入ったみたいじゃなぁ? え? コッチはどうじゃ?」
「はぁ…あっ、あっ、ああ! あふ! むぅ…っ!」
底意地悪そうに嗤うと、薄布の上からクリトリスに人差し指を押し当て、ぐいぐい押しつぶしながらコネ回す。
亀裂に沿って、中指を上下に滑らせるのも忘れない。
クリトリスを弾く指使いの、なんと巧みなことだろう。
スカートや下着をつけさせたまま、というのが痴漢じみていてこの男の性癖をよく現している。
半ばひきずり降ろされた小さな逆三角形の薄布から連なる紐が食い込んだ双尻を、
舌なめずりしながら撫で回す様は、ヒヒ爺そのものだ。
盛んにパンティ越しにトバ口をえぐり返す奴の指の動きに晒され続けていると、おぞましい感覚が蘇る。
極太の肉塊に貫かれ、張り切った先端が奥深い処で素早く小刻みに動き、
子宮口をくすぐられて無理矢理にイカされてしまった、あのどうしょうもなく惨めだけど甘美な快感だった忌まわしい記憶が。
「あふ! ん…っ! はぁーっ、はぁーっ……く、くっ…むぐぅ…っ!」
にぢゅ、ぐぽ…ぐぬぷぅ…づぢゅぬ、ぬぽぽ…
「あっ! ああっ…ん! はぁーっ、はぁーっ…ソ、ソッチは…!」
尻孔虐の痛みを思い出して震える私を、悦んでいると勘違いしたのかベタベタと尻を撫で回し、
薄布越しにグッと深く切れ込んだ谷間を左右に押し開いて、
指先で焦らすように柔らかなすぼまりをノックしながら、盛んに潜り込ませてくる。
(嫌っ! そんな汚い処を触らないで! 一体、どこまで辱めれば気が済むの!?)
「はぁーっ、はぁーっ…あァ…今日も、ま、またお尻をお使いになる、んですか…?」
「当り前じゃ。なにか不満があるのか?」
「い、いいぇ…でも…お尻を使われると…とっても痛くって、恥ずかしくて…特に次の日がツライんです…」
「何を言っとる。ソレが病みつきで堪らんクセに!」
言い返したいけれど、後ろのすぼまりをイジメられて知らぬ間に秘裂が戦慄き、
まるで奴の指先に悦んでいるようなのに気づいて愕然とする。
この数年間の徹底的な調教で、私はそんな汚らわしい、狂ったSEXに慣らされきってしまっているのだ。
「マンコよりアナルの方が変態のお前は好きなんじゃろ? いつだって尻孔えぐられて感じまくっとるじゃないか!」
「そ、そんなこと……ぁふ!」
「味わってやるぞ、このマンコもアナルもな!
牛チチだけじゃあない。この恥知らずな尻孔にブチ込んでやるからなぁ〜〜」
すっかり上気し、敏感になっている私の耳元で奴が悪魔の如き囁きを流し込む。
散々、今まで卑猥な事を叫ばされ、囁かされてきたけれど、演技と割り切ってなんとか耐えてきた。
けれど、少しでも気を許すと湯水のように浴びせかけられる汚辱と嘲りの言葉が、
凍り付かせた心の隙間から忍び込んできて、不覚にもパッと頬を羞恥で赤く染めてしまう。
「ヒヒヒ! 待っておれよ、いずれこの素晴らしくくびれた61センチのウエストをきっちり膨らましてやるからのぉ〜〜」
ガザついた奴の指がブラウスの隙間から潜り込み、ヘソの上を滑った。
おぞましさに総毛立つものの、それでも今の私に出来る事は汚辱を噛み殺して媚びる事だけだ。
妄想の中ですっかり私を孕ませでもしたのか、ニタつきながらヨダレをぬぐう事もなく、
奴が耳元に荒い息を吹きかけるに任せるしかない。
「くぅ……ん!」
「そらそら、どうだ? ココをえぐり返して欲しいんじゃろ? カガリはアナルが大好きだものなぁ〜〜」
(だめ、凄く敏感になってる! どうしてぇ!? 私、私そんなトコで感じちゃうなんてっ!)
「くぅ…ん! はぁーっ、はぁーっ…あはぁんっ! ソ、ソコ汚い、のにぃ…んん!」
クルクルと肛門の周りをくすぐり、イヤラしく這い回る指先の刺激をから逃げようと尻をクネクネと揺らしたけれど、
ちっとも妖しい官能から逃げる事は出来ない。
そればかりか、その仕草はまるで肉の悦びに身を震わせているかのようだ。
「おうおう、そんなに尻を震わせおって。どうした、もう我慢出来んくらい気持いいのかな?」
「あふ! はぁーっ、はぁーっ…そ、んな…ぁん! ち、違っ…ああっ! はぁん!」
「気持よすぎてイキそうなんじゃろうが? そら、正直に白状せんか!」
ピシャと尻たぶを平手打ちされ、私は観念したように目を閉じ、震える尻を差し出した。
にぢゅ、ぢゅぬぶり…ぢゅくぶ!
「あっ! あああ! ソレ、だめぇ! えぐるの、えぐちゃダメぇえぇぇ!」
「可愛い声で哭きおって。どれ、前も後もたっぷりと可愛がってやろうかのぉ。こうやって…」
ぐちゅ、ぐちゅぶぶ! んぢゅぷ! ぬちゅぐ、にぢゅぐ…ちゅぷぷ!
「ひゃうぅう! そ、んなに奥えぐっちゃ! あっ、ああ! お尻、ひ、拡げちゃ、ダメですぅう!」
(嫌ぁあぁ! お尻、お尻の穴めくれてるぅ! アソコも、一緒にイジメられてぇえ! ああああっ!)
剥き出しにされたアヌスを刺激されると、哀しいかなこの半年間でみっちりと尻孔性交を教え込まれたソコは、
まるで歓喜するようにピクピクと震えて反応してしまう。
どれだけ屈辱的だったか。
どんなに恥ずかしかったか。
ヌプヌプとワセリンを塗りたくったゴツイ指を押し込まれ、えぐり回され、幾度となく浣腸されて肉塊に貫かれて、
爛れた官能を覚え込まされて…
「はぁーっ、はぁーっ…ぁあん! くぅ…はぁ、あう! あぁん…んっ!」
(だめぇ! そんな、直接っ! な、何度もホジくり返されたらっ! 我慢出来ない…っ!)
ヨダレを垂らざんばかりの顔でニタニタと笑いながら、またピシャと尻たぶを平手打ちして、もっと尻を突き出せ、
アナルを剥き出しにして捧げろ、と従いがたい恥かしい命令を下した。
逆らう事の許されぬ私が命じられるままに汗濡れた尻肉を突き出すと、途端に意地悪くグリグリと指を動かされ、
恥ずかしいけれど隠しようもない程にソコはビクビクと痙攣してしまう。
(ぁあん! なんでお尻でこんなに感じちゃうのぉ!?
私、私ってこんな処で感じちゃうようなHな女になってしまったの!?)
(あぐぅ! もぉ嫌ぁ! そんなにアナルぐぽぐぽって、ほじらないでぇ! ああああ! もぉ、嫌ぁ! 嫌なのにぃ!
どうしてぇ!? こんな嫌な奴にお尻嬲られてるのに、弄ばれてるのにぃ!)
すっかり以前のような硬さが失せた私のアナルは、催促するように奴の指を咥え込もうと拡がっていた。
無理矢理に怒張に押し入られたのに、まるで別の生き物のように私の意志を裏切って奴を喰い締め、
おびただしい愛蜜をワレメから垂れ流して尻孔虐で果てた時のことが鮮やかに脳裏に蘇る。
(あぁ……どうして!? どうして私、こんな男に……されてるのにっ!)
嫌なのに。だけど、逆らえない。
想いが千々に乱れて、拠り所になるはずのあの決意が見つけ出せない。
いつのまにか、奴の望むように肢体は動き、求めるままに胸を、尻を突き出してる。
肉体が覚え込まされているのだ、あの快感と苦しみを。
だって、もう二度とあんな責め苦はご免だもの。
半日ぶっ続けで前後を犯され続け、穴という穴をバイブで責め抜かれ、
気が狂うぎりぎりの状態まで追いつめられて放置されるなんて。
全裸のまま手足の自由を奪われ、イスに縛りつけられてクリトリスや乳房の至る所に怪しい薬を打たれて、
私は延々と身悶え、もがき苦しみ、そして地獄へ墜ちたわ……
「ククク…随分と柔らかくなったなぁ、カガリよ。そんな子供じみた顔をして、
マンコだけじゃなくアナルででもイキ狂える正真正銘の淫売じゃよ、お前は!」
「後でたっぷりと浣腸をして腹の中からクソを掻き出してからブチ犯してやるからなぁ、待っておれよ」
ピシャリ、と尻たぶに平手を打ちつけ、奴が舌なめずりする。
「ひゃぅ! は、はぃ…どうぞ、カ…カガリのお尻の穴のを、お…御気の済むまで…お使い、下さいませ…」
「全く女とは、どうしょうもない生き物よな」
「あんなに嫌だ、なんだと叫んでおったのに今じゃチンポの為ならどんな恥ずかしい事でも従いおる!」
(くやしぃい……っ!!!)
だというのに、髪を波打たせてベットリと汗濡れた額にへばりつかせて、はぁはぁと、吐息を漏らしてるのは何故なの??
渦巻く憎悪と燃え上がる屈辱で頭の芯が冷え冷えと冴えていくのに、えぐられればえぐられる程、
ひとコネひとコネされる程、どんどん敏感に反応してしまう。
肉溝と尻孔を深く指でえぐり返され、激しく振動を送り込まれる程に全身の毛穴が開いていくのが分った。
こんな奴に揉み尽されて牝の悦びに張りつめる己の乳房が、アソコが、お尻が、
この時ほどイヤラしく思える事はない。
「儂のもんじゃ、このスラッと伸びた見目良い手足も、流れる髪も!」
「揺れる爆乳も、すぼまった悩ましい腰も、丸い尻も、太腿も、流れるように細っそりしたこの脚も! なにもかもなっ!」
息を荒げながら奴は私の震える耳たぶを甘噛みし、そのまま強引に震える私を引き寄せて抱き締め、
乱れたスカートからこぼれ出たお尻に掌を張り付かせると、そのまま汗濡れた内腿の付け根へと手を差し入れてきた。
もちろん、ぎゅうぎゅうと根本から先端へ向けて乳肉を容赦なく搾り尽す、そのイヤラしい手の動きは一時も止まる事はない。
「ぁあん! そ、そうですぅ! 全部、全部ビグレット様のモノなのぉ!」
「はぁーっ、はぁーっ…カ、カガリの98センチのお乳、貴方様のモノですぅうぅ!」
「エッチな乳首、ご主人様専用のおしゃぶりなのぉ! だからぁ、だからどうか心ゆくまで味わって下さぃいぃ…っ!!」
「うはは! そうかい、そうかい!」
ぎゅむむ! ぎち! ぎゅぎゅぎゅうぅ!
「あひ! お乳搾られてぇ…ん! とっても、気持いいですぅ…もっと搾ってぇ…全部搾り尽してぇん!」
(だめぇ! お願いよ、もう終わらせて! もうこれ以上、お乳をイジメないで!
でないと、でないとホントに弾けちゃう!)
「クハハ! 小娘が一人前に、乳を嬲られて悶え狂いおって!」
「はぁーっ、はぁーっ…ぁん! も、もっと、シテ、く、下さ…くひぁあん!」
吐き気のする痴態を演じ、求めては哀願し、苦悶の表情を浮かべながら歓喜に喉を震わせ泣き濡れる、
そんな嬲り尽されて身悶えるバカな牝が一匹そこに居た。
濡れそぼり、透けて、もうとっくに本来の機能など果たしていない小さな布切れをぴったりと股間に張り付かせ、
薄布ごと指が肉溝に食い込む度に、まるで一物を受け入れたように膣壁を指先に絡ませる浅ましい牝が…
「それそれ! どうじゃ! まだまだ凄いのはこれからじゃぞ!」
「はぁん! あっ…く! キツぃい! それキツイのぉ! 赦し、てぇ…っ! そん、なに激しくなんてぇ…っ!!」
「何を言っとる! この固く尖った乳首が、お前の隠しようもない本性を全て物語っておるわ!」
何も知らぬ頃の私なら、その言葉を言い終わらぬうちに鋭い平手を飛ばしていただろう。
いや、銃で有無を言わさずコイツの頭に鉛玉を放り込んでいたかもしれない。
だが、今となっては抗う気力を全て奪われ、羞恥に頬を染める事しか出来ず、すっかり飼い主に心酔し、
隷属している肉欲に溺れた哀れな女を演じるしかないのだ。
「ぁあん! はぁーっ、はぁーっ…そんな酷い事、どうか仰らないで下さい…
私、もぅビグレット様無しじゃ生きていけませんわぁ…」
憂いを含む瞳を潤ませながら、自分から乳房を嬲り搾る奴の手に押しつけて、
媚びるような熱を帯びた上目づかいで見上げて、ネットリと物欲しそうに唇を舐め濡らす。
名前を呼ばれただけで、嬉しさに瞳を潤ませウットリと蕩けた恥知らずな貌を晒し、
ぬらぬらと蜜を吐き出して股を濡らす奴好みの淫売になりきって。
身も心も捧げた愛おしい主人に使われる悦びに満たされ、汗と涎に濡れ光る乳房をすくい上げて、
飼い主の刻んだキスマークがくっきり浮き上がる乳肌を見せつけるように揉みし抱きながら、
幸福な表情を浮かべる娼婦の仕草が奴のお気に入りだ。
「クク…蒸れた甘酸っぱい牝穴の匂いをプンプンさせて、言うようになったのぅ」
みゅにゅ、むにゅにゅ…ぎゅむむ…むにに…
「あぁ…ビグレット様ぁ…そんな…んく! お、お乳ばっかりじゃ、嫌ぁあん!」
あらゆる屈辱と悦楽を味わされ尽してきた戦慄く朱唇から、恥知らずな欲情の吐息を洩らしてしまう。
いいようのない哀しい諦めと、妖しい昂ぶりが私の胸の裡でどんどん膨らんでいった。
張りつめた乳房が手荒い愛撫に弾み踊り、硬く充血した乳首がくっきりと勃起するその様を、
ネットリした眼で見つめながら奴がニタリ、と嗤ったわ。
「うほほ、感じるぞ。なんと長く硬い乳首じゃ。勃起したらまるで本当の牛みたいだのぅ、カガリよ?」
「はぁーっ、はぁーっ…ぁん! ビ、ビグレット様ぁ……ぁあん!」
(良かった。どうやら媚びを売った甲斐があったようね。な、なんとか機嫌を持ち直したみたい!
でも、でもこのままじゃ…っ!)
「おおう、なんと旨い肌じゃ! この鎖骨のくぼみが堪らんぞ!」
汗濡れた肌を欲情でピンクに染め、眉根を切なそうに歪めて、
口端からヨダレを何筋もだらしなく糸を引かせてタラし落とす。
股間をまさぐりながら誘うように尻を怒張に擦りつけ、自らの手でも股間をくじりながら、
奴がうなじに歯を立てるのを盛んに催促した。
もうとっくに首筋も、うなじも、乳房も、お腹も、ヘソも、ドテも、お尻も、内腿も、
奴のキスマークが刻まれていない処など、どこも無いと言うのに。
「はぁーっ、はぁーっ…なんでもしますからぁ! 全部使ってくれたら、もっとHになりますぅ!
凄い事、なんでもしちゃうのぉ! だから! だからぁ!」
「クハハハ! 心地よい叫びだな。どうやらやっと肉奴隷の心得と言うものを理解したようじゃのぅ!」
「お前の代わりのマンコなんぞ、いくらでもあるんだ。その事を重々承知しておけよ!」
「はぁーっ、はぁーっ…はぃ…ビグレット様が遊んでご満足いただけるよう…ぁん!
に、肉の玩具として、この身でお仕えする…んん!」
むぎゅぎゅ! むにゅにゅ!
「カ! カガリはオマンコを使うお務めで、ビグレット様を…ぁん! おっ、御慰めする為に飼われてる、
バ、バカで淫乱でどうしょうもない、め、牝奴隷ですぅ…ぁはん!」
度重なる辱めが、少しずつ私を変えていくのが分った。
逃れようもない程、ハッキリと━━
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