◆ 爆乳飼育 強制M隷奴・カガリ 中編 ◆                         UPDATE 07.07.29

◆ ゆる徒夢あだゆめ 〜其の壱・夜の儀式ノクターナルライツ〜 ◆


夢は夜、開くもの。
唯一、貴方と出会えるはずだったのに、其処そこで。
なのに幾度時を重ねようと、もう貴方はずっとやって来てはくれない。
嗚呼、また今夜もアイツがやって来る。
真っ黒に塗りツブされた悪夢が、そのあぎとを開いて。
ちていく、ちていく。
そして、けてゆく━━


━ ◆ ━


バシィ!


「あぅう!」
「うるさい! 黙れ! この淫売風情がっ!」
「い、痛い! もう止めてぇっ!」



髪を掴かまれ、無理矢理に顔を引き上げられて頬を殴打される。
二度、三度、四度、容赦無い平手打ちが延々と続く。
ジンジンと疼き、焼け付く痛みで頬が何倍にもなったよう。


「お、お願いです! どうか、おゆるしを…っ!」


恥辱に身を屈して、人気のない執務室の床に身を投げ出して震えてる。
いつ暴力が止んだのかさえ分らない。
すっかり萎縮し、怯えきっているだけのか弱い存在。
それが今の私だった。


「何度言えば分るんだこの低脳で能無なバカ者が!」
「ご、ごめんなさい! お願い、もうぶたないで!」
「黙れ! アレほど儂の提案にケチをつけるなと申し置いておったのに、性懲りもなくチャチャを入れおって!」
木偶デク人形の役も務められんとは、ほとほと使えん小娘じゃの、お前は!」
「で、でもあの法案を通したら…!」



ドガッ!


「あぅ!」


横倒しに倒れた顔を、ドロ跡一つないピカピカの皮靴で思いきり踏みつけてきた。
ギリギリと顔を床に擦り付けられても、苦痛の声を上げる事しか出来ない。
防音に優れたこの執務室でだろうと、こんな大声を出せば誰かに聞かれかねないが、
夜も更けたこの時間に誰がここを訪れるだろうか。
夜。それは冷酷な主と、哀れな性奴隷の儀式ノクターナルライツの時間なのだ。


「ぐ! うう…」
「誰の許しを得て、その生意気な目を儂に向けとる!
 あれだけ奴隷の礼儀作法をたっぷり教え込んでやったというのに何事じゃ!」
「い、痛い…っ! も、もうおゆるし下さぃ……っ!」
「フン。全くいつまで経ってもお姫様気分が抜けんな」



好き勝手な事を言いながら顔から脚がどけられる。
抵抗は何一つ許されはしない。
奴の前では銃弾飛び交う戦場を駆け巡り、閣僚を率いて傷ついたこの国を立て直してきた女戦士も、
プライドも理性も、何もかも剥ぎとられて牝の本性を露わにされた、か弱い性奴隷でしかなかった。


「確かにお前はあそこでは代表首長だろうさ。だがな!」
「破廉恥な下着姿でエロ丸出しのウシ乳揺らし、恥知らずにクリ勃起させて、
 堪え性もなく内股までマン汁トロトロ垂らして!」
「こうして床にはいつくばって儂に引きずり回されとる、お前のどこがお偉い国の代表様なんだ? えぇ?」
「本来なら立つことも許されん薄汚い穴奴隷の分際で!
 四つん這いになって儂の靴をペロペロ舐めるのが相応しい卑しい牝穴なんじゃよ、お前はな!」
「あぁ…! 言わないで、言わないで下さぃ…」
「マヌケな愚民共が知らんだけで、マスコミが祭り上げてTVに写しとるお前達の姿は全て真っ赤な偽物だ!
 作り物なんじゃと言う事を忘れるな!」
一度ひとたび議員スーツを脱げば、その下にド淫乱の肉体からだを隠しとる、手がつけられんチンポ中毒の分際で!」



パァン!


「ひぃ……!」
「恥知らずに潮噴きまくってイキ狂い、母乳タレ流してアヘ顔晒して感じまくる淫売の牝ブタ風情がっ!」
「最近じゃ、もう堅苦しいスーツを着とってさえプンプンと牝穴の匂いが漂って少しも隠せとらん、
 どうしょうもない売女なんだよ、お前は!」
「う……うぅ……」
「じゃが、皆が言うように儂は慈悲深い。自堕落でどうしょうもないお前のような薄汚いマゾ牝でさえ飼ってやる」
「妄想癖があって、未だに自分が姫様だとか重要人物だとか思い違いしとる、その偉そうな首長様気取りを…」



バシィ!


「あうう!」
「こうして毎晩、面倒がらずにしっかりとしつけてやっとるんだ。有り難く思え!」
「は、はぃ……あ……ありがとう、ございま…す…」
「お前は儂に買われた女だと言う事を忘れるな」
「くっ………は、はぃ…」
「なんじゃ、泣いておるのか? しつけが身に染みたか? それとも早々にマゾのよろこびに浸っとるのかな?」
「うぅ……」
「クックック…安心せい。これからたっぷりと朝までイキ狂わせて、喉が枯れるまでかせてやる」
「はぃ…どうか、その…優しくお願いします…」



つい礼儀正しく深々と奴へ頭を下げてしまってから、ハッとする。
違う。これは幼少より厳しくしつけられた立ち振る舞いが自然と出てしまっただけ!
決して、奴のイヤラしくむごたらしいマゾ奴隷調教のせいなんかじゃない!!


「とは言え、ただ抱くだけではちと物足りんの。一通りどのプレイもし飽きたし、
 具合が良いとは言えさすがにどの穴も食傷気味じゃしの」
「みっちり揉み育ててやったそのウシ乳も1000ミリをすっかり超えた事だしなぁ……さて、どうしたものか」



遠慮もなく好き勝手な寸評を口にしながら、刺さるような視線を全身に感じてうつむく私の肢体を、
上から下までじろじろと値踏するように奴が眺めてる。
舌なめずりしながらひざまずく私の露わな太腿と張りつめた乳房を忙しく行き来しては舐め回す、
その血走った目に、絡みつく視線に虫酸が走って仕方がない。


「そうじゃ! 今度は本物のホルスタインのように、
 四つんばいでしか歩けんくらいミルクをたっぷり溜め込んだ爆乳をブラ下げる姿にしてやろうかの」
「な…!?」
「どれ、手始めにたんまりと子胤こだねを、また植え付けてやろうか……キヒヒヒヒ!」



神をも恐れぬ背徳者め! この前、堕胎した傷がやっと癒え始めたばかりだと言うのに、またこの男は!


「全くこの世でどれ程の男が、儂のような歳になってお前のような若い娘の瑞々しいマンコに、
 精子タップリと塗りつけられるチャンスを得とるかと思うと、笑いが込み上げてきおるわい!」



もう私の子宮はボロボロだ。
ヘタをすれば、本当に二度と子供を身籠もれぬ肉体からだになってしまうだろう。
今でさえ徹底的にこの身をSEX漬けにされ、怪しい投薬や食事を摂らされ、
望まぬ授精に抗う為に隠れて抗薬剤を浴びるほど飲んでいるのだ。
またはらまされるような事を強いられるのならば、その薬を増やさざるおえない。
そうなれば遠からず限界を超え、薬漬けになった私の肉体からだは確実に崩壊するだろう。
それ以前にこんな短期間での授精と堕胎を繰り返しては、母胎どころか心にも異常をきたすと、
典医てんいに厳しく言い渡されたのを知らぬわけでもないのに!


「お、お待ち下さい! む、胸をそんな風にする為に、どうしてまた…!」
「知らんのか? 乳牛ってのは己の意志なんぞに関係なく一年中無理矢理にはらませられとるモンなんじゃぞ?
 たっぷりと乳を張らせる為にな」
「!!!!!」
「お前もこれまでに何度も同じ目に遭わせてやっただろうが?」
「年がら年中、そのマンコに儂の子胤こだねを植え付けて、はらんではし、はらんではろしな」
「ま、まさか……そんな事の為に??」
「ウヒヒ、そんな顔しおって。実はそろそろママになるのが病みつきになったんじゃないのかなぁ〜〜〜?」
「そんな……!!」
「何を恐れる? そのミルクをたっぷり溜め込んだ見事な爆乳が出来上がったのはどうしてじゃ?」
「全て飼い主である儂のお陰なんじゃぞ? どうじゃ、嬉しかろうて? ヒャヒャヒャヒャ!」



狂ってる。
余りのおぞましさに、寒気で震えが止まらない。
何度レイプされ、授精させられてもこの男には反射的に抗ってきた。
プライドを汚された悔しさ? 妊娠への恐怖? ううん、絶対にそれだけじゃない。
そう。今さらながらに絶望してしまうから。
常軌を逸した気違いサドに、強欲な色情狂に、この肉体からだを売り渡してしまったのだ私は、と。
そして今もこうして愛する人を、私を信じてくれる人々を裏切り、奴の性欲処理に使われる肉穴として、
女として最低な、だけど牝として最高のよろこびを与えられ、飼われ続けているのだ!


「それに四六時中、儂のザーメン漬けにしておけば、誰に抱かれようと輪姦まわされようと、
 お前の節操なしの子宮とて飼い主の精子以外には授精出来んというわけよ」
「そんな事まで気配りするとは、儂こそが誰彼構わず股を開く淫売マゾ牝の飼い主のかがみと言うものじゃろうが? えぇ?」
「そ、そんな、そんなのあんまりです…酷すぎます!」
「まだ乳牛よりマシじゃろが? どの牡の精子とも知らずホルスタインは妊娠させられ続けとるんだからな」
「儂という飼い主以外の精子で子宮が染まる事が無いとは、お前は恵まれ過ぎとるぐらいじゃぞ」



みじめすぎる! なにより酷すぎる! 私の肉体からだをボロボロに、こんな淫らにしておいて!
まだ凌辱の証を注ぎ込み、女にとってかけがえのない子宮を踏みにじり、汚し尽そうというのか!?
それでも飽きたらず、アンタはこの国まで喰いモノにしてる!
ああ、もう嫌っ! なにもかも嫌っ! 全て捨て去って消えてしまいたいっ!!!


「なんじゃ、その目は? まだ生意気にそんな目を儂に向けるのか!」


ビシ!


「あぅう!!」


ドス!


「げぐ!!」
「淫売風情が存外な! まだ首長様気取りが抜けんとみえる。道理で未だに閣議でつまらん事をほざきおるわけよな」
「くぅ…! はぁーっ、はぁーっ…ぅうぅ……」
「いいか! 新しい制度は愚昧なる民共を皆幸せにしておく為に儂が苦労し、
 考えに考え抜いて導き出した崇高なる“新世界の秩序”なんじゃ!」



何が秩序か! 何が崇高か! 忌々しい奴め! 最低限のモラルさえ無いドブネズミ以下のクソ虫が!
お前が施行しようとしているあの一連の制度は、どう取り繕っても時代錯誤な奴隷制度じゃないか!
オーブの理念を根底から覆す、とんでもない法令をよくもぬけぬけと!


「お前のような低脳な売女が、知ったような口を金輪際きくな! わかったか!」
「くっ……」



金と権力の亡者め!
景気回復だ、特需だと口当たりのいい事ばかり叫んだ、その結果どうなった!?
侵犯、搾取、強奪、虚偽、不履行━━
TVじゃ死体を数える話ばかり。
毎朝繰り返される問答は殺し合いの言い訳だけ。
良きに導くはずのものが、どうして不和を招くのか? およそ不可解な事だらけ。
街ではもう変革を望む声なんて微塵も聞こえやしない。
場当たりの無計画な政策のツケで、今や旧世紀のゴールドラッシュの野営地さながらに無法者が国内に流入し、
混乱と無秩序が、極端な富と極端な貧しさを伴って軒を合わせ隣接してるなんて言われる始末!
重税を逃れて方々からここへ人々が駆け込んだせいもあって、
人種の坩堝るつぼと化した今のオーブが諸外国からなんと呼ばれて笑われているか知らぬ訳でもあるいまいに!
よりにもよって“混沌の国”と、“蛮人の巣窟”と蔑まれているんだぞ! あの美しかったオーブがっ!
かっての理念も、誇りも、栄光も、何もかもすっかり色褪せて…
それもこれも、全てお前がっ! お前のせいでっ!! お前のせいでっ!!!!


「不服そうじゃの? そう言えば随分と前に儂の悪事を暴いて白日の下に晒して裁きを下す、
 とかなんとか威勢の良い啖呵を切った事があったなぁ?」
「……!」
「どうした返事をせんか!」


パァン!


「ひぅ!」
「悪事なら銀行に預ければ利子で一生暮らせそうな程に積み重ねて来たぞ? そのどれを暴くというんじゃ? えぇ?」
「ホレ、暴いてみせろ。どうした、儂は逃げも隠れもせんぞ? どうにか出来るなら、愚民共に訴えかけてみせろ!」
「だが忘れるなよ! 儂の企てが暴かれ、失脚する時はお前もこの国も共々に破滅すると言う事をな!」
「……っ!」



あぁ、せめて議会がお前なんかの戯れ言を鵜呑みにしなければ…
けれど議会はとっくに有名無実な存在に成り果てている……
奴は間違いなく恐ろしい疫病のように拡がり、巧く、狡猾ずるく、この国を犯し尽すだろう。
けれど、奴がいなければ今のこの疲弊しきった我が国が立ちゆかぬのも、また事実なのだ。
我が儘で身勝手、無計画で短気、陰湿で姑息、その上とんでもない虚栄心と支配欲に肥え太った好色なゲスなんて、
物欲と性欲に取憑かれた小心な男なんて上手く飼い慣らしてみせる自信だってあった。
そう思って明日の災いより、今日の平和を選択した。
正義から目を背け、良心に無理矢理に目隠しをし、耳を塞いできた。
お父様の遺したこの国がこれ以上荒れ果てる事のないようにと、代償としてこの身を虜にと奴に差し出しもした。
つまずき迷いながらも最善を尽そうと努力してきた。


(そう、最善を尽したハズ…ハズなのに……)
(どこで間違ってしまったんだろう…私は……)
「クフフフ! お前のその汚辱に歪む哀しげな顔を見ておると、余計にみなぎってくるわい!」



今なら分る。
そのどの選択もが、どれ程愚かで取り返しのつかぬ事態を招いてしまったのか。
人は同じ過ちを二度繰り返すものだと言うけれど、
一度目は騙した奴が悪くて、でも二度目は騙された本人のせい。
本当に、今はそう感じてる。これ以上ない程に。


「大体、悪事にまみれた儂にしっかりと子胤こだね植え付けられた上に、
 数え切れん男達にパカパカ股を開いた恥知らずな淫売が誰か、皆が知ったらなんと言うかのぉ?」
「そ、それは……」
「クク…顔色が変わったな? どうじゃ、言う事があるじゃろうが? それ、聞いてやるぞ。言うてみい?」
「どうした? 今のお前はなんだ? 代表首長であり救国の聖女様だったお前が今は何に成り下がったんだ、カガリよ?」



唇が酷く冷たい。
両腕を脇につけてダラリと垂らし、小さな布切れと紐同然の、レースで飾り立てられたシースルーのパンティとブラ、
そしてピンヒールだけを身につけた淫らな下着姿を隠すこともせず、奴の足元にひざまずいてる。
どう見たってこれでは、威張りくさって太鼓腹を突き出しふんぞりかえって立ちつくすスーツ姿の中年男が飼い主で、
私は叱られ項垂うなだれている哀れな飼い犬だ。
そんな私の情けなくも哀しい様子を、さも当然のようにニヤつきながら奴が見下ろしている。


「おやおや、まさか恥じらっとるわけはないよなぁ? さっさと素直になったらどうなんじゃ?
 散々小便みたいに愛蜜タラしてイキ狂っては、恥知らずな言葉を吐き散らしておったクセに何を今さら言い澱む?」

「ど…どうか…おゆるし下さい…以前の大言は、身の程知らずで…無知で愚鈍な私の…思い上がりでした…」
「お情け深く慈愛に満ちた…ご、ご主人様におきましては…卑しいマゾ牝…どうしょうもないチンポ中毒なカガリの…
 数々の御無礼を…なにとぞご容赦下さいませ…」



力無く頭を垂れ、身を屈した。
当然のように、まさにこぼれ落ちんばかりの巨乳がぶるんと垂れ下がる。
ナマ唾を飲み込む音が頭上で聞こえた。
いつもの事だ。
見飽きる事が無いのか、いつだってジロジロと乳房の揺れ具合に無遠慮な視線を奴が投げかけてくる。


「クックック! 無様にかしこまりおって。今の姿こそお前の愛する国民とやらに見せてやりたいもんよなぁ?」
「……」
「いいか。金輪際、二度と儂のまつりごとの邪魔をするな! 逆らったら仕置きは倍じゃぞ!」
「お、おゆるしを! どうか、お仕置きだけはおゆるしを……っ!」



今さらどうしろと言うんだ? ただ頭を垂れ、息を殺して際限のない罵倒と嘲笑を無抵抗に浴び続けている。
何の効力も権力も持たぬ、毎日溜息ばかりついている小娘でしかない私に。


「何も考えず、何も望むな! お前は笑顔だけを愚民どもに向けておれ! いいな!」
「はぃ…おっしゃる通り、ご主人様のご指示に全て従います…」



いつから当り前になったんだろう……?
父の愛した人々の前で掌イッパイの嘘と戯言を抱え、偽善のドレスをまとい、虚飾をひるがえすのが。
この身を差出すだけでこの荒れ果てた国を救えるのならばと、
そう思って悪魔と契約を結んでしまった私は、なんと幼く愚かで世間知らずだったのか…


「どうぞご主人様の忠実な性奴である、カ…カガリを哀れにお思いになるなら…
 これ以上は酷い事をなさらないで下さぃ…お願い致します…」



途方もないみじめさだけが、どうしょうもなく私を支配している。
引き返すことなど出来ぬ、冷たく暗い孤独の道をこんなに突き進んだのは初めて。
もう手遅れ。振り返っても帰り道なんてどこにも見えない。
誰一人として私を支えてくれる人など居ないというのに。


「ありきたりで欠伸あくびが出る台詞じゃが、まぁいい。今回は特別に許してやろう」
「じゃが忘れるなよ。お前はただ儂の命じる通り、従っておればいんじゃという事を!」
「そうすれば万事巧くしてやるよ。あの小僧の事も、この貧困にあえぐ国の事もな。ククク…」



そのよじれた舌の上で踊る言葉の、何を信じろというのか?
悪魔のように滑らかな奴の口ならば、きっと巨大な戦艦をも沈没させられるに違いない。
今日もどこかでその世にも希なる歪んだドス黒い精神で、親睦の抱擁と心のこもった握手を握りつぶしてきたに決まってる。
理由も韻律もない、嘘のブラックリストを詭弁で包み、他人を見下してほくそ笑んでいたのだろう。
一体この男は今の地位に登り詰めるまで、どれだけ嘘と裏切りを繰り返し、
罪と邪な企てを隠蔽してきたのか想像するだけで寒気がする。

「…は、はぃ…どうぞ…な、何卒なにとぞ…よろしくお願いいたします…」
「覚えておけよ。今度舐めた真似をしたら、質疑応答の際中に特設巨大モニタで国民のみならず
 全世界へ向けてお前の奴隷宣言の録画データを流してやるぞ!」
「そ、そんな……!」
「皆、大喜びだするろうなぁ? 憧れの女首長様がよってたかって前後左右から男共にブチ犯され、
 ザーメンまみれになってイキ狂う様を見たら!」
「あ、あんまりです! そんな、そんな事させられたら私、私…っ!」
「そのまま閣議場の真ん中でストリップをするのも一興じゃな? 
 それとも股からザーメン垂れ流しながら愚民共の前でケツでも振ってみせるか? あぁ?」
「あぁ! どうか、どうかそれだけは、おゆるしをっ!」
「なんじゃ? 自ら望んで公衆便女こうしゅうべんじょに成り下がった淫売のお前が、何を今さら恥じる? 恐れる?」
「乱交三昧で穴という穴をザーメンで溢れ返えさせた、あの傑作な精子まみれの格好を披露はしたくないのか?」
「ううう……」
「さすがの連中も、あの時の精液まみれなお前を抱く気にはなれんかったものなぁ。
 なんと愉快な宴じゃったろうかのぅ? グハハハ!」



どこにも救済は見当たらない。
誰も助けてはくれない。
誰にも助けを求められない。
奴に従う議員連中に、一体何度この身を嘲られながらなぶられ、汚し抜かれただろう?
殺してやりたいくらい憎い男の愛人の身におとしめられ、その男の政権の基盤固めの為に、
この身をエサに票集めをさせられて…
代表首長という肩書きも、救国の才女という仮面も、粉々に打ち砕かれてとっくに泥まみれで一銭の価値もなく失墜していた。
私が奴の奴隷に成り下がり、モノ同然に男達へ与えられていると既に議員連中に知れ渡ってる。
そんな私が増税の度に悲痛な顔を取り繕い、謙虚で慎ましやかであれ、実直であれと説き、
無謀と裏切りを、自堕落を厳しく戒めているなんてお笑いぐさだ。
TV演説でそう国民へ訴えかけている最中、なんと言って連中にわらわれているのだろうか?
お飾りの代表首長? 落ちぶれたアスハ家当主? 中年男に飼い慣らされた淫売?
国民を欺く鼻持ちならない売国奴? 肉体からだを売るしか、国策と外交に関わる術のない無能な牝犬?
……ううん。ひょっとしたらもう既に国民達も感づいているかもしれない。
ありきたりのサロンのメイクでは取り除く事も覆い隠す事も不可能な、
このかおから、全身から滲み出す最低最悪な薄汚れた売女の匂いを━━


「あぁ…どうか、もうそんなに酷い事をおっしゃって、イヂメないでくださぃ…」
「思慮が足りず…バカで能無しなカガリが…ご主人様の御慈悲にすがってしか生きる術のない…
 カガリが…なにもかも悪うございました……」
「フン。その通りじゃ。やっと己の置かれた立場というものを思い出したか。このマヌケめ!」
「は…はぃ…」



そんな勝手な言い草に、何も言い返せない。
そう。だってみんな本当の事だから。
コイツに手込めにされ、犯し尽されてち、いいなりに男達に輪姦まわされ、
外交官相手の肉体接待を命じられ、身も心も汚れきってしまったのは全て事実。
奴の望むままにこの災厄に満ちた空の下で計り知れぬ苦痛にのたうちながら、
陰惨で汚辱にまみれた道化芝居を演じ続けているのだから……


「要するにだ。お前の心と肉体からだのみならず、今となっては地位も名誉も、
 そして未来さえも全てこの儂が掌握し、管理しておると言う事よ」
「いいか。頭の悪いお前に今一度説明してやる」
「お前がこれまでの人生で築き上げて来た人間関係も、お前の父や祖先達が築き上げてきたアスハ家の名誉も」
「もうお前にとって全く無意味なモノになったんじゃ。金輪際、そんなモノは忘れろ! 全て捨て去れ!」
「お前には人格だとか、人権や人間性なんて、これっぽっちも必要ないんじゃ!」
「大体、元より儂は無視しておるんじゃからな。とっくに紙クズほどの価値も無いモノになっとるわい、
 アスハ家当主なんぞという肩書きは」
「気づかんのか? 見回してみろ。閣議場じゃ、誰もお前なんぞに敬意を払っちゃいないと」
「澄ましたマジメ顔なんぞ、淫売のお前に似合わんのだと、まだ分らんのかこの間抜けめ!」
「はぃ……全て…おっしゃる通りで御座います…」



無意識に追従の言葉が唇からこぼれ出る。
不思議と以前ほど胸が痛まないのは、何故? 心を麻痺させるのに慣れたから?
愛するあの人の事でいつでも胸が満たされているから?
いいや、違う。
面白がっては殴られ、戯れになぶられ、嘲笑を浴びせられてはおぞましく屈辱的な奴隷契約を口走らされてきた。
繰り返し、繰り返し。
泣きじゃくりながらゆるしを乞い、媚びへつらいながら一番大切なモノさえ何度となく裏切って。
いつしかその隷属の誓いが、まるで生まれる前からこの身に刻まれていた
呪われた運命
さだめ
のように思えるようになったとしても誰が責められよう?
傷ついた魂が、歪んだ音を立ててすすり泣いていたのは、もうかなり前の事。
費やされた日々の理由わけを探すのに疲れてしまった。
只一つ、シンプルな答えは、これが自分自身の愚かさの代償だって事。
そう……今じゃもう私は魂の失われた抜け殻。
完全に奴の…いいえ、男達の“性の吐け口”としてのみの存在でしかないのだ。


「お前はこれからその可愛い顔とイヤラしい肉体からだでのみ評価され、扱われるんじゃ。
 決して、お前の背負ってきたアスハ家の名ではなくな!」
「それが分ったら、儂に絶対服従し続けろ! それだけがお前が生き続ける術じゃ!」
「一時も忘れるな。これから生涯をかけて儂に誠心誠意尽し、使われ、踏みにじられる事しか許されぬ、
 卑しい存在に自ら望んで成り下がったんじゃぞ!」
「反抗だとか拒絶だとか、そんな事は毛ほども考えることは許されん。ただ、従う事だけを考えろ!」
「儂の為に全てを捧げ、一心に奉仕する事だけを望み、求め訴える薄汚い牝穴として生涯を終えるがいい!」
「は……ぃ…」



奴が今の私の全て。奴が私ののり
私のなにもかもを支配し、全てを汚染し、搾取する。
増悪の炎に身をかれる中で、決して癒えぬ痛みと恐怖を植え付けられた。
心に沈んだ悲しみも後悔も、全て真っ黒に塗りつぶされて。
コイツの前では、私はただ一匹の牝。
うぅん、きっと性欲処理の道具以下のちっぽけな存在でしかない。


「さぁ、いつもの誓いを叫んでみせろ。お前が何者で、儂にどうされるべき存在なのか己の口からハッキリとな」
「はぃ…カガリ・ユラ・アスハは…寛大なるビグレット様の御慈悲により…ご主人様専用の女……い、いいぇ…
 ご主人様がお望みになるなら、どんな事でもしなければならない…卑しい性奴隷の一匹へと、成らせていただきました…」
「この身も心も、全てを捧げると誓います…終生、ご主人様をこの肉体からだでお慰めする事を、どうぞお許し下さぃ…」



忌まわしい服従の言葉が、すらすらと唇を滑り出る。
昼も夜も、毎日毎日、幾度も繰り返し、もう涙も出なくなった。
けれど、今でもピシャ! ピシャ! と交互に左右の尻たぶを平手打ちされ、執務室の机につっぷして泣きじゃくりながら、
屈辱で死んでしまうそうになる隷属の誓いを初めて口にした、あの悪夢のような出来事を昨日のように想い出せる。
言われるままに誘うように腰を左右にクネらせながら、Tバックを食い込ませた剥き出しの白い尻を淫らに振って見せた、
あの忌まわしい恥辱の記憶を。


『わ……私、オーブ首長国代表カガリ・ユラ・アスハ18歳は…ビ…ビグレット・ペル・インフルノ様専用の…
 マゾ牝奴隷として契約……うぅ…させていただきました…』
『本日より…慈悲深きビグレット様の…お情けにより…せ…性の奴隷と……成らせていただく証として……』
『マ…マゾ牝の首輪と黒いのスキャンティ…シースルーの下着のみの姿で…毎夜、お出迎えする事を…誓います…』
『こ…これからは、い…偉大なるビグレット様をご主人様とし、そ…そのご命令にはいかなる事があろうと、
 絶対服従し…そのお言葉のままに…命令を遵守する事を…うぅ…誓います…』
『ひっく…ど…どのような、Hで恥ずかしい事も、ご命令とあれば、喜んでいたします…グス…
 もし、逆らった時には…どんな仕置きも喜んで、お…お受けいたしますので……』
『ああ…ど、どうか…愚かで…卑しい…淫乱なマゾ牝奴隷の、カガリを…か…可愛がってやって、く…下さぃ…』



『ケヒヒ! いいか良く聞けよ? これからお前の全ては儂のモノだ。この言葉をしっかりとその足らんオツムと小便臭い体に、
 二度と忘れられんように覚えさせてやるからな。覚悟しておくがいい!!』

『は……はぃ……どうぞ…よろしく…お願い…うぅ…します…』


慎みは隷属。
誓いと約束は心を縛る道具。
道徳や倫理観なんて気の迷い。
奴の前ではよこしまな悪魔の笑いさえ、厳かな賛美歌に聞こえるだろう。


「どうぞ、どのような淫らではしたない命令にも従いますので…こんなイヤラしく卑しい牝奴隷でよろしければ…
 ご、ご存分にカガリをお使い下さい…」
「愛しいご主人様にご満足いただけるよう、誠心誠意尽させていただく所存でございます…」
「フン! 代わり映えせん退屈なセリフばかりダラダラと繰り返しおって、この脳無しが! 
 少しは儂を楽しませる露骨な言葉でも使ってみせんか!」
「も、申し訳ございません! カガリはオ、オチンポの事しか頭にないマヌケですので、言葉が足りませんでした!」
「わ、私はご主人様だけの女です! ご主人様専用の牝穴です! ご主人様だけのザーメン肉便器です!
 哀れなマゾ牝に御慈悲を! どうぞご機嫌をお直し下さぃ…っ!」
「それだけか? 芸がないのぅ」
「お、お待ち下さい!」



慌てて奴の足元へひれ伏す。まるで法王に初めて謁見が許された信者のように。
そしてTバックのイヤラしい紐が股間に食い込んだ尻を恥じらいもなく高く突き上げ、
つんのめるようにして膝立ちしながら奴の靴に口づけをし、額を擦りつける。
おおきな乳房がギュウギュウと太腿に挟まれ、無様に歪んで今にも弾けそう。
頭の上で奴が喉を鳴らして下品にわらっているのが聞こえた。
私の惨めな姿、汚辱にまみれ流す涙、それこそが奴のドス黒い魂の糧なのだ。
それが分っていてさえ、ただ精一杯に哀れで慈悲を乞う、マヌケなマゾ牝奴隷の媚態を晒し続けるしかない。


「カ、カガリのHでザーメン臭い唇も、大き過ぎる牛みたいなお乳も、四六時中発情してるオマンコも、
 恥ずかしいくらい感じちゃうクリトリスも、精液ヌルヌルで汚たないアナルも!」
「なにもかも全てご主人様だけのモノです! 残らずみんな捧げます! 
 どうぞ、ご主人様がお好きなように使って下さい!」
「ほうほう、お前の全てを捧げると? コッテリとなぶっていいのか? メチャクチャに虐めていいのか?」
「はぃ! どうぞご自由にして下さい! M奴隷のカガリをどうぞ、いつものように責め抜いて下さい!」
「他の男のチンポで間に合わせてはどうじゃ?
 あの小僧の小便臭いチンポや、若手議員の連中のモノなら余る程あるぞ? すぐにブチ込んでくれそうじゃないか?」



不意に忘れたくて消してしまいたくて仕方がない、おぞましい記憶が脳裏に蘇る。
あの獣のような叫びが。


『はぁん! み、みんな素敵ぃい! あふ! カ、カガリとってもご主人様だけじゃ、ま! 満足出来ない、ぁはん!』
『あっ、あっ、あっ…イ! イイのぉ! もっといて! いてぇ! ソコいい! イイのぉ! もっとソコえぐってぇ!
 エ! Hな、SEX大好きな淫乱マゾ奴隷なのぉ!』
『はぅんっ! くぁあ…ん! カ、ガリは! どうしょうもないオチンポ中毒のぉ! ザーメン大好きなどスケベなのぉ!』
『だからぁ! だからみんなぁ! あひ! きょ、今日もぉ! ぁはん!
 今日も一杯ぃ! み、みんなのオチンポでたくさんHな事シテぇえ! ズボズボいいぃん!』
『はぁーっ、はぁーっ…あぁああん! もっとシテぇ! シテぇ! オチンポちょうだぁあぁあい!」
『もっとぉお! もっときてぇええ! かけてぇえ! お願いぃい! カガリ使ってぇ! 全部犯し抜いてぇえーーーっ!!』



違う! アレは薬のせいよ! それに演技だった! 決して心からあんな事求めてなんていない!
それに、アイツ等に……議員連中に輪姦まわされるなら、アスランへの救援と法案改正をすると約束したから!
だから私は、あんな……あんな恥知らずな事を……


「い、いいえ! カガリはご主人様じゃなきゃ! さ、最愛のご主人様のでなくちゃ、もう満足なんて出来ません!」
「ほうほう、それはまたどうしてかの? ん? 教えてくれんか、カガリよ」
「ああ…だ、だって……だってカガリは…ご主人様のブッ太いので一番奥まで貫かれて、
 イキ狂わせてもらうのが一番の幸せだからです!」



覚悟していたのに。
全てをあきらめ、渇ききって歪んだ心でさえ、この一連の屈辱まみれの芝居がかったセリフを口にする時は、
今でさえ生傷に塩を擦り込まれるようにヒリついて痛む。
きっと私の心がまだ、完全に死にきっていないからなんだろう。
ああ、困惑などせず只のゲームにでも興じるように、そんなドライに互いの欲しいモノをやり取り出来ていたなら…


「ほーぅ…では儂専用のチンポをシゴク為だけの肉穴に、精液便女に自ら望んで成り下がると、そう言うんだな?」
「そうなったらもう人間扱いはせんぞ? ひたすら精液にまみれてチンポを締め付けシゴく、
 ザーメンを搾り取る為だけの道具として扱うぞ? それでもいいんじゃな?」
「か、構いません! カガリはチンポの快楽だけを求める、肉のよろこびだけを追い求める性奴になると誓います!」
「なるほどなぁ。で、今の言葉を亡きお前の父、ウズミの名にかけてキッチリと誓えるのだな?」
「そ、それは…!」
「んん〜〜〜? どうなんじゃ? えぇ?」



かってローマ帝国で賢帝が病に倒れた時、仕えていた勇猛なる将軍達は誰一人として己の手勢を率い、
我こそはと次なる皇帝の名乗りを上げなかったと言う。
将軍達はその皆が労せず帝位につく事が出来る武力も人望も持っていたというのに。
彼等は何故、誰一人として立たなかったのか?
誰の目にも未熟で幼く、愚帝として不名誉な名を後世に残す賢帝の息子に、
居並ぶキラ星の如き将軍達が何故に揃ってこうべをたれたのか?
歴史はこう伝えている。
彼等は今わの際の賢帝と約束を交わしていた、と。
反旗を翻して国を乱さず、次なる皇帝を息子にし、仕え、その力になると。
それ程に男が交わす約束とは重く、尊いものなのだ。
例えそれが口約束であろうと、己の誇りにかけて守るべきものなのだ。
お父様とついこの前まで言葉を交わし、戦火の拡がるこの世界を、オーブの行く先を同じように憂いでいたはずなのに!
奴は宣言したわ、亡きお父様に向かって国民の前で!
私を助け、この国を救う為に全力を尽すと! なのに、なのにこの男ときたら!


「ち、誓います! 亡きお父様の名にかけて、カガリはビグレット様専用のザーメン肉便器になると誓いますぅ!」


許して、お父様! 仕方がないの! 今は、今はこう言うより他ないの!
この男はどうあっても私を辱め、貶めるつもりなの! だから……っ!
いずれ己の吐いた嘘に溺れ、カガリは地獄に必ずちます! この償いを必ず果たします!
だから今はこの愚かな娘を許して! どうかこの冒涜から一時だけ耳を塞ぎ顔を背けていて!


「フヒヒヒ! また威勢良く言い切りおったな、カガリよ?」
「まぁ、それが今のお前に切れる唯一の空手形じゃからの。何度目だろうと悪い気はせんもんじゃ」
「ああ…お、お気に召していただけたなら、幸いですわ…」
(好き勝手を言って! 誰が、誰がお前の為なんかに…っ!)
「いい気になるなよ! 大体がお前のような精子臭い牝穴の舌が繰り出した誓いなんぞ、一銭の価値も無いんじゃからな」
「じゃが儂は慈悲深く寛大じゃ。お前のような捨てられた使用済みの、
 恥知らずな卑しい牝穴の誓いとは言え、無下にはせん」
「し…使用済みの卑しいカガリのお願いを、お聞き届け下さいまして…あ…ありがとうございます…」
「フン。まぁいい。また最愛の父の名にかけて誓ったんじゃ。それ相当の覚悟をしておけよ?」



肉欲の滴る顔に、ゆっくりと笑みが拡がっていく。
一体どれだけこの好色に歪んだ口から、耳を覆いたくなる破廉恥で背徳的な言葉を叩きつけられた事だろう?
どんなに償おうとも、きっとお父様はもう私を許してはくれないに違いない。
誇りを捨ててこんなド畜生に頭を下げ、この身を貪り抜かれ、犯し抜かれた愚かな娘を……


「はい! ご主人様のオチンポをお慰めし、お情けを搾り射精す為なら、
 この口も、お乳も、マンコもアナルも何もかも捧げます!」
「精液の吐溜めに、ザー汁専用の肉便器に、只の排泄行為を処理する道具に成り下がっても構わんと?」
「は、はぃ…カガリ、ザーメン便器なんです…オチンポシゴくだけの道具、です…
 だから、だからどうしょうもない淫売のマゾ牝、カガリを可愛がってくださぃ…っ!」



切れ長の目イッパイに涙を溜めて哀れに足元にうずくまって見返すその先で、奴の顔が好色に歪む。
見るまでもなく、ドス黒い奴の股間は興奮でビクつき、たかぶっていた。
根っからのサディストなこの男にとって、本来目上の存在である私が吐き続ける淫らな隷属のセリフと、
頬を濡らす屈辱の涙ほどに加虐心を刺激する物はないのだ。
それを理解しているとは言え、泣きじゃくりながら床に額を擦りつけてゆるしを乞う、
そんなみじめ極まりないな姿を晒すのが辛くないわけはない。
いいえ。むしろ本当にちきってしまていたら、こんなに辛く悲しむ事も無かったろうに…


「ククク…いいじゃろう。薄汚れたお前のような淫売の願いじゃが、聞き届けてやろう」
「あっ……!」



邪悪な笑みを顔中に張り付かせ、奴に抱きしめられる。
熱く火照った首筋をヤニ臭い息で撫でながら、低く奴が呟いた。

「どれ。四六時中チンポを貪る事しか考えらん、ド淫乱なマゾ牝に相応しい調教を始めるぞ。
 今夜も穴という穴を責め抜いて、ヒダの一枚残さずお前が望む通りのイヤらしい快感漬けにしてやろう」
「……っ!」



それだけで、その言葉は力在る武器になり、私をがんじがらめに締め上げて打ちのめす。

「カガリほど感じやすい肉体からだの牝穴は希じゃからな。 まさに儂に使われる為に生まれて来たに違いない」
「…は、はぃ…どうぞ、お望みのままに…ご自由にお使い下さぃ…」



床に押し倒されていくうちに恐怖で顔が歪み、全身の皮膚が粟立つのが分った。
けれど人形のように、奴の好きにされるしかない。
無抵抗に手足の力を抜いて、床に仰向けにされていく。
じりじりと覆い被さってくる奴の体重で股間が軋んで、皮膚の下をむず痒い快感の兆しが走る。
頭上では天井用の扇風機が煙草の煙の層を掻き回し、その羽根の間を眠そうな蠅が一匹飛び回っていた。
まるで自堕落な私を、高みから嘲笑うかのように……


━ ◆ ━


にぢゅ…


「はぁ……っ!」


ぬらつく奴の舌が気味悪く首筋を這い回り、芋虫のような指が妖しく蠢いて太腿の付け根をまさぐった。
情け容赦無くパンティ越しに肉の合わせ目を掘り起こされては、
細紐と小さな逆三角形の布切れなんて在って無きが如しの代物だ。
おびただしい量の被虐のよろこびを蓄積され、深く刻み込まれたソコは、
呆気ないほど簡単に緩んで牡を受け入れる準備を済ませてしまう。
愛蜜をトロトロと吐き出すソコで、元より心許なかった薄布は完全に濡れ透けて、とっくになんの機能も果たしていない。
ほんの少しなぶられただけで、己の肉体のコントロールをこんな風に完全に失ってしまうようになるなんて、
数年前までなら思いも寄らなかった。
愛してもいない、むしろ殺してしまいたい男にこんな屈辱的な扱いを受けていると言うのに、私は…っ!


「それ、握ってみろ」
「あっ……」



強引に抱き寄せられ、無理矢理に奴の股間へ手を押しつけられて肉棒を握らされた。
同時にブラもパンティも引きちぎられ、一糸まとわぬ全裸に剥かれてしまう。
否も応も無い。震える手のうちでミチミチと重さと角度を増し、今にも襲いかからんと身震いしだす。
まだ半勃はんだちだというのに、ソレは他のどんな男にも感じることの無いよこしまで粗暴な熱を放っていた。


「はぁーっ、はぁーっ…あぁ…りょ…両手で握っても、まだ余る……なんて凄ぃ……」
(あぁ…なんて熱いの…それに、この匂い。この苦い匂いがいつも、私を狂わすんだ…)



息遣いがこんなにも荒く、上気した頬を緊迫感でみなぎらせてしまうのは何故?
どうして上目遣いになってるの? まるでこれじゃ、本当に浅ましくオネダリしてるようじゃないか!
どんなに言い訳しようとも、秘裂の奥はトロつく愛欲の潤みを吐き出し、
幾重ものヒダを淫らにクネらせているのは動かし難い事実であった。
幾度となく貫かれ、えぐられ、征服されたソレの熱さと臭いに反応してか、
否応なく牝の細部の一つ一つが奴に従い始めているのだ。
いけないとは思っても、肉体が熱く疼きだすのを止められない。
そんな風に反応してしまう事自体が、父や私を信じてくれる人々を、
誰よりも愛するアスランを裏切ると分っていても、最早どうすることも出来なかった。


ゾリ…


「ひぅ……!?」


不意に灼熱の塊が擦りつけられ、幼子のように剃り上げられた無毛なドテを、陰毛まみれの睾丸が転がっていく。
それだけで気が遠のきかけて、慌てて飽和しかけた意識をたぐり寄せる。
擦り付けられたその瞬間に、全身を甘い疼きに貫かれ、宙に浮くような感覚に囚われてしまうなんて…!
待ちに待った快感に素直すぎる肉体がビクビクと反応し、
知らぬ間に力の抜けた脚を絡めて奴の股間にドテを押し付けてしましそうになるのを抑えつけるだけで精一杯。
一瞬でも気を抜こうものなら、隷属の言葉を、破廉恥なオネダリを、
意識せぬままに大きな声で張り上げそうで、そんな自分が心底怖くなる。
ぬちゃぬちゃとリズミカルにドテへ肉棒を擦り付けられ、
投げ出して開いた脚をガクガクと震わせながらも快感に耐え抜くしか、今の私に出来る事はない。
そんな私の様子が手に取るように分るのだろう、奴はゆっくり腰を右へ左へと交互に揺らし、
焦らすように濡れそぼった秘裂に肉幹を擦りつけては弄び、先端でヒダを弾いた。


ぢゅに……


「ぁん……!」
「フヒヒヒ! 先っちょも入れとらんと言うのに、相変わらず初々しい反応をしおるわい」
「どうじゃ? 儂といれば、いつでもお前が大好きな気持ちよさを味合わせてやるぞ? こうしてなぁ…」


にぢゅ…ぬぢゅく…


「あふ…ぅ……んん!」
(あひぃ! そんなトコえぐらないで! ああっ! こ、これ以上されたらおかしくなっちゃうぅ!!)
「どうじゃ、ほれほれ♪ 可愛いクリ、こんなにカチカチにさせおって…ククク!」
「はぁーっ、はぁーっ…んくぅ…っ! だ、めぇ…っ!」
「ダメだぁ? ククク! そのザマで何を言う。どう見たって嫌がっとるようには見えんぞ?」
「あふぅ! んん……っ! はぁーっ、はぁーっ…あっ、ああ……っ!」
「タップリと味合わせてやる。マゾ牝のお前にお似合いの被虐のよろこびってヤツをなぁ〜〜」



愛蜜と先走りに淫らにまみれた亀頭が押しつけられ、へそからドテ、
肉芽から秘めやかな縦割れに沿って上へ下へと、なぞるようにゆっくりと亀頭が行き来する。
触れるか触れないかの軽いタッチの微妙な愛撫。
気持がいいのはほんの一瞬。
すぐにソレは失われ、もどかしさに取って代わる。
ぬかるみの中心に這わせる素振りを見せて、急に矛先を変えて焦らすその絶妙の手管にどれだけ泣かされてきた事か。


(ああ…っ! こ、これが私へ押し分けて入ってきて、ヒダを、子宮を蹂躙し、全てを真っ白に染め上げるんだ…!)


あの抗いがたい、圧倒的な力で。
早くぴったり埋め尽くして欲しい、そんな焦れた想いが浮かんでは消えていく。
いつしか意識がぼやけ、なにもかも感覚があやふやに。
ただ横たわり、支配され、奴のわざとらしいくらい緩慢なその動きを味わい、待ち望む。
もう私が出来る事なんて、汗ばむ脚をはしたなくも拡げ、尻を持ち上げて求めるように腰を突き出すだけ。
ただ、奴が楽に挿入はいってこれるように……


ぬぢゅく…にぢゅるぢゅぢゅ…


「ぁふ……んん!」


聞き間違えようもない淫靡な水音が弾け、ネットリとぬかるむ粘膜が、疼く内蔵がザワめいた。
欲情が耐え難い鈍痛になって暴れ回り、なだめようのない渇きとなって下腹部を突き上げる。
汗まみれの太腿がビクビクと震え、ムッとする蒸れた牡を誘う牝の淫臭がワレメから溢れ出すのが分った。
灼熱の肉塊が縦割れの上を1ストロークするだけで、上気しきった肉体からだがビクビクと跳ね上がる。
肢体がぶるぶるとおこりのように震えだし、耳鳴りが止まらない。
もう互いに言葉は一言も発さなかった。
それはいつもの黙契の誘い。
淫靡な責め苦を、被虐の官能をこの身に刻んで下さい、という宣言。
そこには愛情も、私の意志も微塵も存在しない。
ただ使われる者と、使う者が存在するだけ。
それでも構わない、今は。
欲しいのは、引き延ばされたその瞬間の終わり。
収縮がピークに到達する時の抗い難い、刹那的な暴力とさえ言えるあの快感だけ。
快感の余りの鋭さに、喘ぐ事さえ忘れてる。
緊張感が沸点を超え、興奮は今にも限界を突破しそう。


「はぁーっ、はぁーっ…あっ……あぁ……っ!」
「そぅれ、どこを見ておる? 儂の顔を良く見ろ。お前を支配している飼い主様だぞ?」
「儂のチンポの味、たっぷりとこのイヤラしい肉体からだで、マンコの奥で覚え込んだんだろうが?」



低く露骨なわらい声だけが時折、耳元をかすめた。
後頭部をキツく床に押しつけ、腰を突きだしてなんとか深く息を吸う。
絡みつく早く浅く熱い吐息、筋肉の小刻みな震え、
そして濡れた媚粘膜が奏でる淫らな楽の調べだけが、殷々いんいんと響き渡っていく。


「愛しいご主人様の顔をしっかりとその空っぽのオツムに焼き付けろ。
 このイヤラしい肉体からだを存分に使い、味わい、犯し抜ける只一人の顔をな!」
「あっ! あふ……うぅうぅう…んくっ!」
「まぁ、忘れようにも忘れられんよなぁ?
 なにせ初めてお前をはらませた男なんじゃからなぁ、この儂が! ウハハハハ!!!」



ゆっくりと、ゆっくりと焦らし、決して急かずに無抵抗な私をなぶり楽しむのが奴のいつものパターン。
愛情なんて欠片も存在せず、ただ快楽を煽り立てる為だけの行為。
それと私に悟らせるように、決して優しい愛撫も囁きも与えず、
石のように硬いソレでビクつく肉芽を無慈悲に弾き、ただ擦りあげるだけ。
そんな排泄にも似た仕草が、私の精神を否応なしに打ちのめし、蝕んでいく…


ぬぢゅぐぶぶ…んぢゅぬちゅくく…


「あふぅ! はぁーっ、はぁーっ…こ、こんな…んん! のってぇ…ぁあっ、くううぅ!」
「チンポ擦りつけられただけでイクなんてプライドが許しません、てか? いつまで首長様気取りなんじゃ、お前は!」
「あふぅ! そ、そんなに乱暴にしないで…ぁあんっ!」
(ダメ! 欲しがっちゃダメ! ダメなのにぃ…っ! どうして、どうしてなの……っ!)
「こんなに身体中からイヤラしい牝の匂いをプンプンさせて誘いおって! 何が姫様だ、代表様だ!」
「はぁーっ、はぁーっ…ぁふぅうん!」
「ほれ、見てみろ! もう儂の先っちょにお前のイヤラしい白いネトネトが糸引いて絡みついとるじゃないか?
 コレは何だ? ええ?」



耐え切れぬ痛切な欲望が狂おしく全身を貫き、ジンジンと責めたててる。
抱かれたい! メチャメチャにされたい! 硬くて太いのでイッパイに満たされたい…っ!
耳の後で、そんな破廉恥極まりない囁きがどんどん、どんどん大きくなっていく。
このまま身も心も、何もかもゆだねてしまえれば、どんなにか楽だろう…
そんな甘美で、抗いがたい禁じられた誘惑が幾度となく胸のうちで渦巻き、たかまっていく。
この関係を結んでから、肉体中からだじゅう隅々まで、穴の奥の奥までコッテリ念入りに調べ尽され、
あろうことか私自身さえ知らぬ肛門のシワの数や、ホクロの位置まで知られてしまった。
怪しい薬や卑猥極まりない道具を使われて際限なく狂わされ、犯され続け、
果てなくとされ、あまつさえはらまされて…
親娘と言っても通用する程に年の離れた汚らしい男に、望まぬ子胤こだねを無理矢理に植え付けられ、
授精じゅせいを受け入れさせられた時の絶望感といったら…
奴は私の肉体からだをますます感じやすく淫靡にする為に、犯し抜くのを一夜たりとも止めようとはしなかった。
執拗になぶり、執念深く犯し、細胞の一欠片も残さず己の精液で染め上げるかのように。
男がどうすればよろこぶのか無意識に反応するよう、徹底的に肉体からだに仕込まれてしまった。
今も初めて奴に妊娠させられた事を知った時に、どうして自ら命を絶ってしまわなかったのかと不思議に思う。
一体どこまでこの肉体からだは辱められ、淫靡な牝へと作り替えられ、ちてしまったのだろう…?
だけどもう、それも今となっては……


「はぁん! そっ、そんなにお乳…! ぎゅうぎゅうって搾らない、でぇ……っ!」
「おうおう、やっぱりお前はマゾ牝じゃな。もうこんなに乳首ビンビンに勃起させおって!
 そんなに乳首責めが気に入ったのか? んん?」
「あっ! あああ! ら、めぇん! 爪でクリクリしちゃ! あああ! そんな、きゅ、急に摘むなんてぇ…っ!」
「相変わらず恥ずかしがり屋じゃの。じゃが、下のお口は随分と正直のようじゃぞ?
 もっとなぶってなぶって、と牝の本性丸出しでさっきから盛んに催促しとるじゃないか?」
「〜〜〜〜〜〜っ!」



快感が恐ろしい強さで私の全身を鷲掴みにし、肉欲地獄へ叩き落とす。
私の懇願など完璧に無視して、左手で乳房を揉みツブし、搾りあげ、右手は亀裂をくじり、
えぐり回し、ヌラつく舌で乳房を舐め上げ、歯形を刻むように乳房にがっぷりと噛み付いた。
乳首を千切れる程キツく噛んで吸い上げながら、股間に擦りつける怒張を妖しく蠢かせ、
ぬかるぬ秘裂に潜り込ませて暴れまくる。
マブタの裏で火花が散る回数が増えていくのが止まらない。
ドバ口はぬるぬると奴のソレを嬉しそうに身震いしながら受け入れ、
ぬちゃぬちゃと淫らな水音を弾かせてよろこぶばかり。


「はあっ! あっ、ああ! んく…はぁーっ、はぁーっ…んふぁ! あっ、あっ、ああ…っ!」
「ククク……どうしたどうした? また擦っとるだけでイクつもりか、お前は?」
「はぁーっ、はぁーっ…そ、そんな、事は…ぁひ!
 ソコ、ソコぐりぐりしたらぁ……っ! 恥ずかしい声、で、でちゃうぅ!」

「クヒヒ! それそれ! 今夜もまた、エロ過ぎて仕方がないお前のマンコが授精じゅせいするまでザーメン漬けにしてやろうなぁ〜〜」
「くぅう…っ! こ、こんなのって…っ!」
「ほほう、相変わらず気が強いな。じゃが、そこがまたお前の可愛い所じゃ」
「あふぅ……んん!」



先端が潜り込もうとする度に太腿をぎゅうっと締め付けるのは、奴の暴れる腰使いを少しでも抑え込もうとして。
なのに盛んに奥へ奥へと迎え入れ、一時も離すまいと誘い求めるように背を反らせて受け腰になってしまうのは何故!?


「あっ! ああああああ! だ、めぇええ……っ! ああああぁあぁーーーーーっ!!」


いつの間にか、抑揚をつけて私は叫んでいた。
歓喜でか苦痛でか、もう己でさえ分らぬ腹の底から放たれる牝の絶叫を。
まだ先端さえ挿入はいり切っていないというのに。


「フヒヒヒ! ありがたく思えよ! お前のような淫売のザーメン臭いワレメを使ってやるんだからな!」
「ぁん! は、はぃ! 私のような、い、いやらしい牝穴をお使い下さいまして…っ!」
「はぁーっ、はぁーっ…あ、ありがっ! ……っごさぃますぅ!」



ずっと前に私は思っていた。女は馬鹿だ。いや、女という生物そのものが馬鹿なのかもしぬ、と。
何故って? それは愛する男の好き勝手な生き様に振り回され、
挙げ句に傷つけられ、捨てられてしまう事さえ運命と受け入れるしかない哀しい生き物だから。
でも今は違う。今なら分る。
女は男のコレに逆らえないのだ。
牝が決して、牡に叶わぬみなぎる力の源に。
そう。コレが今の私の全て。全てを支配し、縛り付ける根源。
コレの為に私は生かされている。
こんな醜悪で、臭く、最低最悪な代物の為に。
国の為にこの身を犠牲にしたなんて、とんだ自己欺瞞。
嘆きと慚愧ざんき、絶望と憤怒、あらゆる感情が渦巻き、今こうしてなぶりモノにされているのさえ夢のようで……


「急にしおらしくなりおって。そんなに爆乳をなぶられるのが効いたか? それ、いつものように泣き叫んでみせろ!」
「あっ…はぁーっ、はぁーっ…っんん! ぅ…くぅうぅうん!」
「どうじゃ、お前の飼い主のチンポは? お前の全てを征服する男のチンポの味は? んん〜〜?」
「はぁーっ、はぁーっ…ぁはん! と、とっても…っ! す、素敵でぇ…あふうぅ!」



交わす言葉は裏腹で。
潜む欲望の渦に巻かれていく。
もろく崩れていく心の壁。
二人がずっと一つだった事を忘れる為に。
行き場を無くした想いが快楽を求め、一瞬で堕ちゆく瞬間が━━


「なんじゃ、その物欲しそうな顔は? 全く少しはアスハ家当主の意地を見せてみせろ」
「そんなに儂のコイツが欲しいのか? んん? 売女丸出しの顔でしゃぶりたいのか? えぇ?」
「ぁあん! ご、ご主人様ぁ…っ! っあ! だ、めぇ…っ! そんなにイジメちゃ…っ! ああっ!」
「全く、なんとも堪え性のない牝穴じゃなぁカガリは!」

「……っ!」
(まただ…また使われる…犯される…汚される…イジメ抜かれてドロドロに…)
(女としてでなく道具として、性の玩具として…只の肉穴として…排泄される…んだ…)



その意識から逃れらず、もう顔を背ける事さえ出来ない。
過去を、名誉を、親を、この肉体からだを、どこまで切り売りすればこの地獄に終わりが来るのだろう?
この魂を売り渡してさえも、奴は私の全てを奪い足りぬに違いない。
何もかも踏みにじり、なぶり尽して私が私という存在ですら無くなるまで、喰らい続けるのだろう。きっと。


「あふぅ! ご、ご主人様…っ! そ、んなに激しく…あぁん! ゆるし、てぇ…っ!」
「激しいのが嫌じゃと言うのか? こんなに嬉しそうにヒクつかせとるくせに!」
「!?」
「ホレ、見てみろ。お前が垂れ流すはしたない牝汁が、ますます濃くなってネチャネチャと糸を引いとるぞ?」
「そっ、それは…!」
「おうおう、なんと白く濃く濁った汁じゃ。ピンクのワレメからヴァニラが噴き出しとるの丸見えじゃなぁ〜〜♪」
「ほれほれ。お前にも聞こえるだろうが、このイヤラしい音が?」



ぬぢゅぷ! ぢゅぢゅく…にちゅる…ぬぢゅぢゅ……ぬぷぷっ!


「ぁは…んん! くはぁ……っ!」
(嫌ぁ! もう止めてっ! こんなのってあんまりよ! もう嫌っ! なにもかも嫌よっ!!)
「そら! もっともっとエロ乳で感じろ、マンコを濡らせ! いいき声を聞かせんか!」
「だ、めぇ…っ! そんな…ぁん! はぁーっ、はぁーっ…あっ! ぁはん! く…っ! ぁあ…っ!」
(どうしてこんな事が許されるの!? どうして私だけが、なんでこんな酷い目に遭わなくちゃならないの!)



知らずに熱い涙が頬を伝い落ちていく。
どうしょうもなく悔しくて、途方もなくみじめで、あふれるのが止められない。
アスランと二人きりで過ごした、あの夏の夜が不意に脳裏に蘇る。
夢だけが唯一の持ち物で、語る言葉は明日への希望だけだった。
幸福に満たされた、あの日々からなんて遠くへ来てしまったんだろう…


(あぁ…もぉ、ダメ…逆らえない…だって、こんなに疼く! 疼くんだもの!)
「泣くほど嬉しいのか? どれ、また気持ち良くさせてやろう。マゾ牝のお前が四六時中、そう望んどる通りにな!」
「ぁふう! はぁーっ、はぁーっ…そ、そうです…どうか、き、気持ちよく…んん! 
 シテ、く、下さぃ…ご主人様ぁ…ああん! い、一杯可愛がってぇ…っ!」



猛る亀頭が、柔らかな肉圧を嘲笑うように挑みかかってきた。
誤魔化しようのない疼きが、込み上げる官能からもう目を逸らせない。
心は拒絶しても、すっかり受け入れ体勢を終えたぬかるむヒダが、
一枚一枚ウネウネと淫靡にクネりながら赤銅色の肉塊にネットリと絡みついていく…


にぢゅくぷぷ!


「あふぅ……んん!」
「そう急くな。明日はあの忌々しい閣議が朝一でないからの。だぁれも邪魔は入りゃせんよ。
 いつものように週明けまでコッテリ楽しもうじゃないか。えぇカガリよ?」



皮肉タップリに、奴がほくそ笑む。
いつだって週末は奴の玩具にされ、こうして哀しい肉の奉仕を続けてきた。
もう今ではそれが当然というように、まるで亭主気取りで奴は金曜の夜から私の元へ通ってくる。
あろうとか、奴の息子と無理矢理に婚約を公にさせた張本人のくせに、だ。
誰もとがめる者も居ず、誰もが知る公然の秘密。
私達のただれた愛人関係、夜ごと繰り返される中年男と若い女の情事。
それだけでも首長以前に女としてあるまじき破廉恥行為なのに、じきに義父と若嫁の許されざる背徳行為になるのだ。


「なんじゃ、倅の事を気にしとるのか? まだ婚約を公にした程度で大した貞淑ぶりだの」
「案ずることはない。アレにはちゃーんと儂が言い含めておく」
「それに青二才の奴の事じゃ、すぐにお前のこの熟れきったイヤラしい肉体からだにのぼせあがって、
 誰が何を言おうとお前を手放せなくなりおるわい」
「おっと、もうとっくにお前はそんな事を気にする必要も理由も無いんじゃったな」
「……っ!」



理知的でプライドの高い女に己の意志でちる事を選択させ、
SEX漬けにして肉欲で屈服させるサドのよろこびをタップリ味わい上機嫌だ。
好きでこんな奴にいいようにされてるわけじゃない! 代償でこんな目に遭っているだけなのに!
肉体からだはおろか、心までもなぶり尽さねば気が済まぬと言うのか、この男は!
そう思えば思う程に、己の幸せも、人生も狂わせ、踏みにじったコイツに殺意が湧いてくる。
けれど、抗う術もなんの後ろ盾も力も持たぬ今の私には、奴に従うより他にすべは無いのだ。
何もかも己が招いた災いだと分ってる。
けれど、分っているからと言って納得できるものじゃない。
これまで何度、アスランに助けを求めようとした事か。
なのに全ての罪を口にする事が出来なくて。
嘘を嘘で隠す偽りが余りにも積み重なり、私を押しつぶす。
このままじゃダメだ、早くなんとかしなくちゃって。
そう思っても貴方と言葉を交わすその都度に、空っぽな言葉を無意味に繰り返し。
その後に訪れるだろう事態…冷たい軽蔑が怖くて、どうしようもなくて…


にぢゅくく!


「あっ…はぁーっ、はぁーっ…んく! は、あぁ…んん…っ!」
「おやおや、どうした? もしかしてココを……こうされたいのか?」



にぢゅぢゅ…


「はぁん…っ!? く……はぁーっ、はぁーっ…ぁうう!」
(うぅ…許してアスラン…だって、もぉ…もぉ…私、コイツの牝穴になっちゃったの…)
「フヒヒヒ! なんて顔しとる。すっかり儂のチンポの味が忘れられなくなった牝穴の顔じゃないか!」
「とんでもなくふしだらで罪深いな、お前という牝穴は本当に救いがたいわい!」
「よりにもよってじき結婚する男の親に、こうして一声かけられれば大股開いて根本までぐっぷり合体し、
 日々イキ狂っとるんだからなぁ? そう、お前は思わんのか? えぇ?」



にじゅるぷっ……にぢゅぢゅ…にちゃ…ぢゅくぷ!


「ぁは……んん! はぁーっ、はぁーっ…そ、そんなに擦りつけちゃ…んぁ!」
「おうおう、いい声できよるわい、さすが倅の花嫁様じゃ。今夜も失神するまで何度でもイキ狂わせてやる!」
(だめ…ん! なんて気持いいの! よすぎるぅ! ああ、もぉ逆らえないよぉ!)
(止まらない! 止まらない! 止まらないのぉおおぉぉ!!)



もう疼きっぱなし。
心は芯まで凍てついてるのに、抑える事も出来ず、熱いネバつく誘うような牝の吐息が漏れてしまう。
奴が腰をネットリと揺らす程に、情けなくもその声は熱をさらに帯び、大きく、激しくなっていく。
とっくにヘソの直ぐ下から漂ってくる、欲情しきった牝が放つフェロモン臭を奴だって嗅ぎつけているだろう。
亀頭に絡む愛蜜が淫らに弾ける度、言い訳もしようもないくらいにソコが潤み、よろこんでいる。


(ぁあん! 信じられないくらい気持いい! こんな奴なのに! なのにこんなに感じちゃうなんて!)
(こんなのってないわ! あぁん! あ、貴方がいけないのよ! 私を放って、どこかへ行ってしまうから!)
「もうこんなにトロトロにしおって! 何を期待しとるんじゃ? えぇ?」
「この濁りきったエロいネバネバはなんじゃ? 正直に言うてみい! 感じまくりの本気汁じゃろうが? えぇ?」
「あひぃ! そ、そんなにしちゃ…っ! クリに、クリそんなにイヂメないでぇえ…っ!!」
「なんじゃなんじゃ、そんな顔をシテそんな心にもない事を言うのか?
 そもそもコレはお前が望んだ事なんじゃろうが? えぇ? 違うのか、カガリよ?」
「くぅ……っ!!」
(嫌ぁ! 恥ずかしいヌルヌルがいっぱいあふれちゃう! もう、もう何も考えられなくなっちゃうっ!)



奴の愛撫に必死に感じまいと、額に冷たい脂汗を浮かべてかぶりを振る事しか出来ない。
抵抗は奴の征服欲を煽るだけだと、それが無駄な事だと、
犯し抜かれて嫌と言うほどちる屈辱を味わってき私には百も承知だったのだけれど。
執拗な焦らし責めに背を反らし淫らに腰がクネり出すのを、貶められきった今の私にどうして止められよう?
女としてのプライドも、倫理観もトロトロと崩れて流れ出し、牝がちていく様を満足気に奴はただ見ているだけだ。
この自惚れ屋でド畜生のサド野郎は、こと色事にかけては驚く程の狡猾さと辛抱強さを見せた。
視線は私の乳房と股間の付け根をせわしなく往復しているけれど、決して自ら動かない。
飢えてはいるけれど、獲物は己のモノだと確信している狼のように。
静かに、狡賢ずるがしこく、私が弱りきり、無様に叫ぶのを待っているのだ。


「はぁーっ、はぁーっ…ぁん! こ、こんなのっ、てぇ…っ!」
(貴方が欲しいのに! 欲しくて仕方がないのに! 貴方だけに許した肉体からだが! ああ!)
「なんじゃ、嫌なのか? どうしてもと言うならコッテリと他ので褒美をやらん事もないぞ。
 ほれ、どっちなんだ、ハッキリと答えんか!」
「いいえ…ど、どうぞ……あふ! お好きなように、か、可愛がって下さ…んん!」



このド変態のクソ狸め! 好き勝手してっ! 今に見てなさいよ! この屈辱を忘れない…っ!
今に必ず! 絶対に絶対に、何があろうとお前だけは…っ!


「ほれ、そのが何よりの証左よ。瞳の奥で燃えさかる憎悪の炎のなんと激しい事か」
「…!?」
「それにつけても、これだけなぶり尽してやったのに、どうやらまだあの小僧が忘れられんと見えるな」



マズイ! また私ったら…!


「い、いいえ…はぁーっ、はぁーっ…そんな事はありま、んく…っ! わ、私は…もう彼の事なんて…」
「猿芝居はもういい、と言っとるんじゃ」
「!?」
「何を今さら驚く? お前が儂の事を心底憎み、嫌い抜いておるのはとうに明白よ」
「じゃが、そうであればこそ権力でがんじがらめにされ、嫌々にその身を貪り喰らわれるお前の」



にじゅくぷぷ…っ!


「くひぁ……っ!」
「媚肉の旨味が一段と増すというものじゃ!」



にじゅぬ、ぢゅぬぬ…


「ひゃぅう! そ、そんなにキツくクリ剥いちゃ…んん! …っは! 激しすぎるぅ! そんなに掻き回されたらぁ…っ!!」
「どうじゃ? 愛しい恋人以外の男に徹底的に調教され、
 尻穴でイクどころかマンコ授精されまくって人間以下の最低なホルスタイン女にされる気分は?
 えぇ? これでもまだ芝居を続けるのか?」
「いやぁ…! はぁーっ、はぁーっ…言わ、ないでぇ…お願い、もうこれ以上は、おゆるし……あふぅうん!」
「ケヒヒヒ! いいじゃろう、どこまでその三文芝居が続くか、付き合ってやるわい!」
「そんな…ことは…ぁあん! そっ、そんなに激しくイジメないでぇ…っ!」
「おうおう、何度味わっても抜群なオッパイよなぁ〜、また今日は一段とミルク溜め込んで張っとるようじゃないか? 随分重そうじゃぞ?」
「全く、これならさぞかし旨いミルクを毎日タップリと搾れるわけよなぁ?」



弾けんばかりに大きく重たげに張り出した乳房に突き刺さる、嘲りと蔑みに満ちた視線を痛いほど感じる。
なのに嘆き悲しみ汚辱にまみれて覚え込まされた、忌むべき被虐のよろこびが肉体からだの奥底で妖しく蠢いて、こんなにも狂おしいるなんて!


「こんなにイヤラしい血管を浮き出させおって、まるでメロンじゃな。どれだけ急激に膨らんだらそうなるんじゃ? ええ?」
「あふぅ! んん…あぁ…は、恥かしいから…はぁーっ、はぁーっ…どうかあまり見詰めないで下さぃ…
 おっ、お乳がどんどん張ってきちゃう…ぁん!」
「嘘をつけ! こんな化け物じみたウシ乳を見られて、マゾ牝のお前は恥知らずに興奮しとるんだろうが!
 とんでもなく発情しとる事なんぞ先刻お見通しじゃ!」



むにゅにゅ!

「くひぁあああ! だ、めぇ! そんな風にお乳搾っちゃ…ぁふぅうん!」
「そりゃ♪ ぷりぷり乳首が嬉しそうに指の間で躍っとるわい♪ そんなに今のがいいのか?
 さぞいつものように早く搾り採られて楽になりたいんじゃろうなぁ?」
「あひぃ! はぁーっ、はぁーっ…い、意地悪しない、でぇ…っ! 先っちょ、そんなに激しくイヂメられたらぁ…んん!!」
「ヒヒ! いいき声じゃ! 爆乳なぶられるだけでお漏らしみたいにマンコ濡らしおって! 床にまた牝臭い染みをつくる気か!?」
「だっ! だめなのぉ…っ! そんなに先っちょクリクリってしちゃ…っ! もう! もうそれ以上、お乳ぎゅっ、って搾っちゃああ!!!」



あろうことか今にも弾けそうな手の内で跳ねるように踊り、揉みツブされて無惨に歪む乳肉を、慣れた手付きで右手を乳輪の縁に擦り寄せ、
親指と他の四本の指でもって乳房の根本から頂点へ向けて、全体を押し潰すようにぎゅうぎゅうと搾り尽し始めたのだ。
体勢が体勢であったなら、本当に牛の乳搾りとでもいう情けない格好であろう。
それが分っていてさえ、そんな屈辱的な行為を受け入れ、無惨な乳虐行為にまみれて泣き叫ぶしか今の私に出来る事はなかった。


「ぁあん! だめぇえ! ね、根本からキツくしたらぁ! 本当にダメなのぉお! 弾けるぅ! お乳弾けちゃうぅ〜〜〜っ!!」
「感謝するがいい! お前のような恥知らずなウシ乳を! 卑しい牝穴を! こうして気持ちよくさせてやっとるんじゃからなぁ!!」



ぎゅむむむ!!


「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」


ビュブバ! ブチュ! ビュブルル!!


途端、痛い程尖りきった乳首の先から二、三本の白い筋が飛ぶ。
とどまることなく乳首の先に極小さな白い玉が次から次へと浮き出し、ピンクの乳輪の数カ所からも勢よく噴き出すと、
奴の顔をめがけて弧を描くように断続的に弾け続けた。


「ひぁあぁあん! ら、めぇえ! そんあにぎゅぎゅうっれぇ! くひぁ! おっ、おゆるしをぉおぉおぉ〜〜〜っ!!!」
「ウハハハ! おしゃぶりと爆乳にマンコだけが取り柄のお前じゃ! 思う存分、吐き出すがいいさ!」
「あふぅうん! そんなに、しっ、搾らないでぇ! お乳っ! お乳弾けちゃうのぉ! お乳切なくって狂っちゃうぅう!」
「何言っとる、いつでもミルク吹き出してイキ狂っとるクセに! 爆乳搾られてマンコじんじん疼いて堪らンのだろうが!
 罪深いマゾ牝程、お前のように嘘ばかりつきおる!」



ぎゅくく! みゅにゅ! ぎゅぎゅっ!


「きひぃいぃいぃぃぃっ!! だ、めぇえ! そ、そんなに先っちょまで搾り上げたらぁあぁあぁ!!」


ブブッ! ビュブブ! ヂュブッババ!!


「あっ! ああああ! だ、めぇ! でるぅ! でちゃうぅ! 止まらないのぉおお!」
「ケケ! 可愛い顔して、なんという弾けっぷりじゃ! こんなに淫らな乳震わせて、そんなに気持いいのか?
 どれ、もっともっとかせてやろうかのぉ〜〜!」



左右交互に無慈悲にコネ揉み搾られ続け、もう奴のゴツイ手も油ぎった顔も、汗と母乳まみれでぬちゃぬちゃだ。
灼けるように熱く疼いて、今にも狂い弾けそうな乳房と乳首。
なのに胸を突き出すのが止められない。


(うぅん、私……もっともっとって、お乳突きだしてる…)
(こんな酷い乳虐を味あわされてるのに、哀れな乳牛のように、なすがままに乳房を搾り責め抜かれてるのに……)
(死ぬほど最低最悪な仕打ちなのに! なのにどうして一扱ひとしごきごとに、こんなに勢いよくミルクが噴き出すの?)
(それどころか、搾られれば搾られる程に、揉みツブされればツブされる程に、どんどん気持が良くなって…)


ぎゅむむむ! ぐちち!!


ビュルブッ! ブブッバ! ヂュブビュバ!!


「あひぃん! と、止まらない…っ! ミ、ミルク止まらないのぉおぉ〜〜〜〜〜〜っ!!」
「やはりカガリはドがつく超マゾ牝じゃな! こんな風に激しくイジメられとるのにイキ狂ってミルク撒き散らす女なんぞ、他におらんぞ!!」
(イイ! 凄くイイのぉ! もっと搾って! 早くお乳を搾ってぇ! あぁ、も、もぉ我慢出来ないのぉーーーっ!!)
「ケヒヒ! アヘ顔丸だしにしおって! どうじゃ、乳搾り止めて欲しいのか? そら、答えろ! どうしてもと言うなら止めてやるぞ!」
「んくぅ! イ…っ! イイ、ですぅう! も、もっと…っ! もっとお乳イヂメてぇえぇ〜〜〜〜〜っ!!」
(ああ、そうよ……これが……私…)
(こんなみじめな苦痛の中で、恍惚感を感じてしまえるのが私……なんだわ…)



母乳まみれでビクビクと痙攣しっぱなしの乳房を引き伸ばすように持ち上げられ、
まるで射精後の亀頭のように乳頭からまたミルクが噴きこぼれる。
泣き叫びちきった姿を晒す私に満足したのか、目を血走らせて舌なめずりしながら、奴が一層に身を重ねてきた。


(ああ、いよいよ…くるの、ね……ご褒美が…もらえるんだわ…)
「ククク…ウシ乳の方はすっかり素直になったようじゃな? じゃが、つるつるマンコの方はまだ少々生意気なようじゃのぉ?」
「はぁーっ、はぁーっ…え…!?」



にぢゅ……ぬぢゅぢゅ…


「くふぅうぅん!?」
「ヒハハハ! なんじゃ、まさかもうブチ込んでもらえるとでも思っとったのか?! この能無しの淫売め、恥を知れ恥を!!」
(くぅう! まだ…っ! まだ、なのね…!? こんなに、こんなみじめな姿を晒してるのに、まだっていうの!!)



凶々まがまがしい亀頭が肉溝を撫でるように蠢いている。
もどかしいほどに浅い挿入に、焦れた秘裂は甘い蜜を放ちながら、男を求めて戦慄わなないてしまうのをどうしても止められない。
散々、言葉でなぶり抜き、罵倒しながら巧みに肉棒を秘裂にあてがって、女を焦らし抜くそのテクには舌を巻く。
決して膣穴に挿入はせず、亀頭でトバ口を浅く緩く、延々とくすぐるだけ。
それだけで電流のような快感が媚肉で弾け、肉棒を求め訴えるよう調教されきったソコは、
奥へ奥へと亀頭を招くように懸命に奴を迎え入れようと浅ましく蠢いてしまう。
こんな奴のモノなのに、なのにすっかり肌も…うちも外も馴染まされてしまった……


にゅぢゅちゅづづ…っ!


「あふぅん! ソ、ソコそんなに先っちょで、え、えぐっちゃ…っ!」
「好きでもない男にチンポ擦りつけられて尻を震わしおって! あの小僧になんと申し開きするつもりだ?」
「!?」
「嫌だ、嫌だと泣き叫びながら、尻孔を犯され抜かれて何度イキ狂った?
 どれだけこうして小便を撒き散らしながら儂に授精じゅせいさせられたんだ。お前は? えぇ?」
「イヤぁあぁあ! い、言わないで! 言わないでぇ! もうそんな事言わないでぇえぇ!」
「フッヒッヒ! 今さら泣き言か? じゃが感じとらんわけないよなぁ? お前のワレメは口とは違って正直じゃからの〜〜〜」



にじゅく、にぢゅぷぷ…ぬぢゃ…


「くっ、はぁ! はぁーっ、はぁーっ…あっ! ぁあん! そ、んな、に…っ! あっ、ああ!」


瞳に理性の輝きが灯ると、決まって奴は愛しいあの人の存在を私に意識させ、背徳感を煽るのだ。
それが一番、私を打ちのめし、哀しませると知っているから。
女のプライドを徹底的に打ち壊されて望まぬ命を宿す事を強いられ、ドン底までちきって、
汚れ抜いた今の私にとって、彼との想い出はなんて眩しすぎるんだろう。
ほんの数年前、初々しく結婚を約束しあった穢れない無垢な二人だったのに。
なのに今の私はこんなにもみじめで、なんて淫らに貶められて…
今ならば確信をもって言える。
どんなに志を高く、気高かく努めても、苦悩は魂に影響を及ぼすのだ。確実に。


「ククク! なぁ、カガリよ。どうしてこんなに乳張らせて母乳搾れるようになったんじゃ?」
「そのマンコの奥にしっかり植え付けられた精子は誰のモノだ?  その腹に宿した子の父親は誰じゃ? えぇ?」
「はぁーっ、はぁーっ…あぅ! くぅう……っ!」
「お前を輪姦まわしまくった奴等の子胤こだねか? いやいや、違うなぁ。
 あの小僧が舞い戻ってきて膣内射精なかだししまくったのか? ヒヒヒ、儂の相手でそんな暇はなかったよなぁ?」



揺れ踊る張り詰めた乳房を撫で回しながら、為す術もなく戦慄わななく秘裂を肉棒でもてあそびながら奴が囁いた。
邪悪に歪むその醜い顔に浮かぶ酷薄な笑みに、アスランや他の男に対する牡としての優越感がありありと見て取れる。
Mのよろこびとただれた欲情、そして己の逞しい肉棒にすっかり馴染みきってしまった私を、
万が一アスランが帰って来ようとも決して満足させられようはずが無い、という自信だろう。
悔しいけれど、今の私にはそれを完全に否定する事が出来なかった。
だって、私はもう……ああ、もう二度と貴方の前になんてこの淫らな姿を見せられない…


「もう、もうそれ以上言わないでぇ……っ! お願い! 何でもするからぁ!
 なんでも従うからぁ! だからもうこれ以上はゆるしてぇ……っ!」
「口の利き方がなってないぞ、このマヌケ!
 カガリの薄汚いヌルヌルマンコに、どうかご主人様のオチンポをお恵み下さい、だろうが!」


パァン!


「ひぅ! だめぇ…っ! そんなにクリ、責めちゃ……あひぃ! ま! また、またクリだけで、イ! イッちゃうぅう!」
「そらそら! ブチ込んで欲しかったらちゃんとオネダリしてみせろ、この能無しのウシ乳め!」
「だめぇ……っ! あああ……っ! 助けてぇ! ア……スラ……ンン!」



ダメだ。勝手に動いてしまう。早くイカせて、と身体が叫んでる。
けれどいくら腰をびくびくと興奮に震わせ挿入に備えても、
奴は執拗に割れ目に沿って亀頭を擦りつけるだけで一向に侵入してこない。
それどころか、ぬちゅぬちゅと淫靡な水音はどんどん大きくなり、飛び散る飛沫ますます床に恥知らずな染みを拡げていくばかり。


「やれやれ。もうかれこれ4年もこうして可愛がってやっとると言うのに、まだまだあの男への未練が断ち切れんとはなぁ」
「さすがはあの男の愛娘という所か。助けなど無いと言うのに、なんとも気丈な事じゃ。それに執念深い」
「あっ……ああ…んん! あっ!? はぁーっ、はぁーっ…あっ! ぁああぁあぁ〜〜〜っ!」



にじゅくくぶぶ!


「ひゃぅううう!!」


とっくにとろけきったソコへ、トドメは決して与えない。
浅くくすぐるように亀頭を秘裂の狭間で揺すり、でっぷり肥えた腰をグネグネと動かすだけ。
上体にのしかかり、奴が舌なめずりしながら腰を使って戦慄わななく私の内股をこじ開けていく。
すっかり官能に参っているのを承知しているくせに、さらなる醜態と淫らな媚態を焦らしに焦らして引き出し、
私を徹底的に打ちのめすのが奴のいつものやり口だ。


「おやおや、もうコレじゃ足りないのか? そんなに儂のコイツが欲しいのか? ん、カガリよ?」
「はぁーっ、はぁーっ……!?」



いつの間にかその熱い肉塊に指を絡め、ぎゅっと握り締めて誘うようにシゴき上げながら、鼻を切なく鳴らしながら懇願していた。
止めることも叶わぬ噴き出す愛蜜が内腿を伝い、もう床はお漏らしでもしたように一面濡れそぼってる。


「ほっほっほ♪ もうすっかりトロットロじゃな。全くカガリの肉体からだは敏感すぎじゃの」
「ぁは! あく…ふぅ……あふ……っ!」
(ダメぇ! アソコがジンジンして、もう頭がヘンになりそぉ! こんな、こんな事だけで、なんてぇ…っ!)
「尻がぶるぶる震えておるぞ? それどうなんじゃ、もう欲しいのか? 欲しくて堪らんのか? えぇ?」
「あぁ…はぁーっ、はぁーっ…そ、うなん、です……んく! はぁーっ、はぁーっ…欲しい、のぉ…」
「ん〜〜〜? 何が欲しいんだ? さぁ、言ってみろ」



のぢゅ…にぢゅづくぢゅぢゅ…


「あふ! んっ! ……っあ! あっ、ああ……んくぅっ!」


奴の手が、恥ずかしい程におおきく張りつめたミルクまみれの乳房を下からすくい上げる。
同時に、腰を突き出してえぐり上げ、ヒクつくヒダを掻きむしるようにドテごとえぐりあげて刺激を加えてきた。
そうかと言うと、途端にぴたりと動きを止め、私が頭を振り乱して身悶えているのをじっくりと観察するように見下ろしてくる。
けれどそうだと分ってさえいても、今の私には腰の震えを、揺れる乳房をさえ止める事は叶わない。
人形のように抱き寄せら、無造作に首筋に舌を這わされ、所構わずおぞましいキスマークをしろい肌に刻まれる。
そんなおぞましい痛みでさえ、どうしょうもなく感じてしまい、恥じ入って身をよじる事しか出来ない。
今にも弾けそうに大きく張りつめた乳房を、ぎゅうぎゅうと好き勝手に荒っぽく揉みしだかれ、
牛のようにミルクを撒き散らして悩ましげな声を漏らすだけ。


「コイツはどうした事じゃ? 床がずぶ濡れじゃぞ? いい歳して漏らしたのか、カガリよ?」
「ぁひ! い、嫌ぁ! い、言わないでぇ…っ! 言わないで、く、ださい…っ! はぁ…んん!」



慢心の笑みを浮かべて荒々しくのしかかられても、もう汗まみれの肢体には少しも力が入らない。
操り人形のように、ただされるがままに官能に痺れきった肉体からだを弄ばれるだけ。
なのに奴の醜い欲望に応えて頬が火照り、ツンと胸の先端が尖って、下腹部では熱い期待が渦巻いているのが分った。
ザラついた指が首筋を、乳房を感じやすい処をまさぐる度に肌がゾクリとしてイキかける。
このままこの指と剛直で、身震いしてる蜜まみれの突起をもてあそばれた挙げ句に最後の最後でいきなり放置されたら、
とそう考えるだけで背筋に震えが走った。
満身創痍のこの身で耐えれば耐える程に、まるで雪崩の如く劣情が膨れあがり、
屈した時のダメージは利子のついた負債のように、抗いようもない激しさで私を内外から一方的に責め立てる。
欲望のウネリと焦燥感が危険な程に乳房の奥と股の間で渦巻き、少しでも気を許せば煉獄の底へ連れて行かれそう。
また幾度も気絶させられ、果てさせられ、自分だけ底なしの快楽地獄へ溺れてしまう。
そして最後はこの男の望み通りに子宮口を自ら淫らに拡げ、亀頭を迎え入れて最奥にタップリと子胤こだねを放たれ、
無抵抗に精子を植え付けられてしまうのだ。
だと言うのに、その恐怖を塗りつぶす程のおおきな興奮のウネリが、えぐり抜かれる秘裂から背筋を伝って駆け昇ってくるのが分る。
けれど、一向にその先へは進めない、行き着けない。


「はぁーっ、はぁーっ…あっ! ぁはあ! もぉ、どうしてぇ…っ! は、早くぅうう!!」
「クヒヒヒヒヒ! みじめじゃの! 哀れじゃの! お前のような小娘が儂に楯突こうなんぞ50年早いと思い知ったか?」
「あぁ…っ! はぁーっ、はぁーっ…おゆるしを…っ! どうか、奥まで、いっ、挿入れてくだ…あふぅ!」
「ぁは…っ! カ、カガリは…ド変態の…マゾ牝…っ! はぁーっ、はぁーっ…なんで、すぅ…んん!」
「もぉ、いつもオチンポの事、頭から離れないのぉ! オマンコ疼かせてる、スケベな牝奴隷なのぉお…っ!!」
「ククク…四六時中、マンコ濡らして、子宮疼かせてるとは見下げた肉人形よの。その上、主人に手を焼かせるとは。
 これはまたきっちり仕置きをしてやらんとな」
「あぁ…おゆるしを…はぁ、はぁ…カガリは…い…いつも…男の人のを…想像して…
 オマンコ濡らしてる…卑しい女、です…だから…だからお仕置きは…!」
「全くほとほと頭の悪い牝穴じゃな! いいか、良く聞け。
 お前はこの先死ぬまで未来永劫、儂のモノじゃ! 儂の性奴隷じゃ! 只の乳搾り人形じゃ!」
「毎日、飽きるまで犯され続けるチンポをシゴク道具だ、玩具なんだ! 女なんて上等なもんじゃない!
 裏路地で客を取っとる薄汚い淫売以下の、最低最悪な肉人形だと何度言えば分るんだ!!」



むぎゅぎゅ!!!


「きひぃいいぃいぃ〜〜〜っ! おっ、お乳ダメぇえ! お乳イヂメるのは、もうゆるしてぇえぇ…っ!!」
「ヒャハハ! まったくいい声できおる! だからこそ他の女共と違って、何度なぶり尽しても喰らい飽きんのだお前は!」

「はぁーっ、はぁーっ…うぅ……っ!」



耐え切れぬ屈辱に、頬を涙が伝っていくのが分った。
知らずに眉間に嫌悪のシワが刻まれていくのを、どうしても止められない。


(あぁ…なのに、どうしてこうも乳房が熱を帯びて疼いてるの?! どうしてミルク止まらないのぉ!!)
(もう奴が指一本触れなくたって、放っておかれるだけで火照りきった乳房の先端から、
 止めどなくジクジクとミルクが湧き出してきちゃってぇ……!!)



散々にもてあそばれ、なぶり尽された淫らな肉体からだは本人の意思とは裏腹に、
これから起こるであろうたっぷりと味あわされてきた苛烈な被虐行為を思い起こして、よろこむせんでいるのだ。
そんな様子をさも可笑しそうに眺める奴の視線に、内心の動揺を露わにしてしまったとしても誰が私を責められよう?
度重なる生殺し状態の連続と乳嬲りで、とっくにマトモな思考を放棄したそんな私の耳元で、奴が悪魔のように囁いた。


「フッホッヒヒ! なんとみじめな顔じゃ! じゃが、あんなに憎まれ口きいて睨み返しておったのに、
 今じゃすっかりお人形さんだなぁ?」
「はぁーっ、はぁーっ……」
「そら、儂が憎いんじゃろうが? 権力を傘に無力な小娘のお前を抱き、犯し抜く儂が憎いよなぁ?」
「あふぅ! っ…くぅ…い、いぃえ…はぁーっ、はぁーっ…そ、んな事……は…ぁふ!」
(ド畜生め! お前が! お前さえお父様の理想を理解し、私利私欲を太らせるブタでなければっ!)
(今頃、この国は…っ! 私はきっとアスランと幸せに……っ!)
「その上こうやって無理矢理に膨らまされたウシ乳から母乳まで搾り採られたら、カガリはどうなるのかのぅ?」
「はぁーっ、はぁーっ…ぁん! い、嫌ぁ…っ! そんな、酷い事しちゃ…ぁふ! やめ…てぇ…!」
「何言っとる。本当は嬉しいんじゃろう? 大好きじゃものなぁ?
 いつものように一滴残らず徹底的にウシ乳なぶり搾り抜かれて、マンコえぐり返されて、すぐにでもイキ狂いたいんじゃろうが?」
「お前の事なら何でも分かっとるさ、たぁあっぷり搾って搾って搾り尽してやるぞ? 爆乳ミルクタンクのメス牛カガリよ?」
「あふ! あ…っあ…ん! ど、どうか、おゆるしを…っ! はぁーっ、はぁーっ…そん…今、そんな事されたらぁ…っ!」



虚しい抵抗と知りながら、力なく男の腕の中で汗濡れた肉体からだをクネクネとのたうたせる事しか出来ない。
ああ、だと言うのに、こんなに酷い仕打ちを受けてるのに、どうして浅ましい情欲がこんなに激しく込み上がってくるんだろう?
苦痛に耐えかねてカチカチと噛み合わされていた歯の音はもう聞こえず、
知らぬ間に官能にむせび泣く、淫らな牝の吐息が歪んだ口唇から漏れるだけ。
生唾が大量に口腔にあふかえって、何度も物欲しそうに飲み下すなんて…
これじゃ、まるで本当に私が発情して、乳房をイヂメ抜かれるのをよろこんでいるようじゃない!

けれども、ああ…ハッキリと感じ取れる。
明らかに肉体からだうちで細胞一つ一つが私の意志を裏切り、奴の望み通りの淫らな存在に成り下がるのを求め訴えているのを。
オモチャにするように乳房を根本から先端までコッテリと余す処無く揉みツブされる感触と、
乱暴に乳首を摘んでコネくり回されなぶり抜かれる、そんな乳虐の痛痒が、
思うまま浅ましく自慰を貪り、クリと乳首をいじりまくって官能に耽る時にも似た小気味よい刺激へと成り代わって、
もう今ではとろけ崩れた脳髄を駆けめぐってる。
もう私のどこだろうと、乳房の付け根から乳首の先端は言うに及ばず、クリも根本から先っちょまで、
ヒダも一枚残らずドテから太股まで、その全てが愛蜜と母乳、
そして奴の唾液でネメリ光るその何もかもが己の意志を離れ、肉欲の虜に成り果てていたのだ。


ムヂュ! ビュル! プチュチュ! ブリュウウウッ! プチュウッッ!


「あひぃん! だめぇ…っ! そ、そんなにぎゅうぎゅうってしたらぁあぁ〜〜〜っ!!」


勃起しきってアーモンド程に膨らみまくった乳首と盛り上がった乳輪から、
おさまりかけていたミルクが再び数本もの筋となって、さらに勢い良く宙へ弾け散っていく。
揉みこまれる度、まるでこんな今の私を嘲笑うように面白いように止めどなく母乳が噴きこぼれ、
徹底的に仕込まれたM調教を施された乳房が生み出す、その途方もなく甘美な切なさで今にも気が狂いそう。


「なんじゃ、嫌なのか? そんな訳はないよなぁ? 見てみろ、どんどん静脈が浮き上がってきたぞ?
 そら、もっとシテ欲しいなら乳を突き出さんか!」
「くひぁ……っ! はぁーっ、はぁーっ…そ、そんなぁ……あぁあん! だめぇ、キツく先っちょそんなぁ…っ!!!」
「おうおう、こりゃなんとも本当に止まらンのぅ♪ 搾れば搾る程、びゅうびゅう面白いように噴きでよるわい♪」
「しかし、はらみ慣れとるとはいえ本当によく毎日コレだけ牛のように搾れるよなぁ?
 一体このイヤラしい乳にどれほど溜め込めるんだ? んん〜〜?」
「それ、もうここまでで止めにシテもいいのか? どうなんじゃ、ええカガリよ?」



幾分芝居がかった口調でニヤつきながら、乳房をもてあそぶ手を止めて私の顔をのぞき込んでくる。
私の身も心も思う存分に責め立ててイジメ抜き、さらなる無慈悲な汚辱の刑を課そうとしている、
絶対的な支配権を我がモノにする己自身の様に陶酔しているのだ、奴は。


「あああ! だめぇ! ごめんなさぁい! と、止めないで! 止めちゃ嫌ぁあぁ…っ!!」
「はぁーっ、はぁーっ…ぁあんん! おっ、お願いします…もう一度カガリを、カガリのHなお乳イヂメてください…っ!」
「ヒッヒッヒッ! やっと正直になりおったな。全くマゾ牝は手が掛かりおるわい」
「搾り抜かれながらブチ犯されて、イキ狂わされるのが大のお気に入りじゃと、とっくに飼い主の儂には分っておったんじゃ!」
「あぁ…ご主人様、どうかおゆるし…を…もう、もう我慢出来ないんですぅ!
 どうぞカガリの! どうしょうもなく淫らで、い…卑しいお乳を…!!」
「恥ずかしいウシ乳もうどうなってもいいからっ! だからどうかもう一度お乳ぎゅっぎゅっ、って! キツぅく搾り抜いてぇえぇ〜〜〜っ!!」



それが分っていてさえも、もう今の私には抗う気は微塵も起こらなかった。
人間としての尊厳を奪い取られ一匹の牝奴隷として、汚辱に満ちた搾乳行為排便行為を強いられるみじめさにぼろぼろ涙をこぼしながら、
ようやくこの生き地獄の如き乳虐の苦しみから解放される安堵感と、どうしょうもなくたかぶる気持に満たされていたから。

もうずっと前から、奴に与えられる薬のと妊娠を繰り返した後遺症の為か、私の乳房は毎朝痛いくらいパンパンに張るようになっていたのだ。
隠れていつも何度も自分で処理しても、ますます母乳のほとばしる量は増すばかり……
そんなおぞましい乳房を抱えた私を、おとしめ踏みにじり、徹底的に辱める為だけに、
奴が新しく屈辱的なしつけと称した責め苦を課してきたのは言うまでもないだろう。
決して自分で朝からミルクを搾る事は許されず、乳房にパンパンに溜め込んで痛痒に震え我慢しながら奴への朝一の性奉仕を済ませ、
それから無様な姿を晒してゆるしを乞い、許可を得てから始めて奴の目の前で自分の手で搾るか、奴に搾乳してもらうか、であった。
いつしかそんな風に戯れに搾り尽される乳辱行為でさえ、今の私にとっては待ち焦がれた行為、
甘く切ない搾乳のよろこびに満ちたご褒美のように思えるようになってしまっていたから━━


「よぉーし、良く言った! そぉ〜〜〜ら、今日もまた一滴残らず搾り尽してやるぞカガリ! 大好きなミルクタンクからっぽじゃあ!!」


ビュブッ! ブブッ! ビュブバババ!!


「くひぁああぁああぁああぁ…っ! 無くなる! お乳なくなっちゃうぅうぅぅうぅ〜〜〜っ!!」
「フッホッホッホ! まぁ、考えてみればあのウズミの愛娘が、未だにマトモなら…」



ぎゅぎゅ!


「ひぃん!!」
「まさか憎しみ抜いとる男にこうして爆乳をもてあそばれとるのに、
 こんなに硬く乳首をおったせてキンキンに先っちょ尖らせてミルク撒き散らす訳はないものなぁ?」
(チクショウ! このゲス野郎めぇ! 分ってて…! あっ! やめろぉ! そんなにしたら乳首伸びちゃうぅうぅっ!)
「んん〜〜〜? なんだぁ、その顔は?」
「い、いいえ…っ! はぁーっ、はぁーっ…と、とても…っ! 気持良すぎて…ぁん!」
(いけない! コイツにぞっこんのちきった淫らでバカな娘を演じなければ!)
(なんの為に今までこの身を差し出して、お父様に託されたこの国の安泰を、
 アスラン達への補給を約束させてきたか分らなくなってしまう!)
「そうじゃったな。もうお前は儂を生涯只一人の主人と認め、一生尽して従うと父の名にかけて誓ったんじゃものなぁ?」
「はぁーっ、はぁーっ…は、はぃ…ぁんん!」
「ククク…お前は生まれる前からこうなる運命だったんだ。全てこうなるべくしてなった、これがお前の運命よ。分るか?」



運命…その言葉が鈍りきった思考をがんじがらめに支配する。
牝穴となじられ、見知らぬ男達になぶり責められる性奴隷と成り下がる事が私の運命だったの…?
耳元で大きく響く、割れた奴の笑い声がぐるぐると回り、殷々いんいんとリフレインし続ける。
シワくちゃの口を拡げた奴の笑いが、視野の中でどんどんと大きくなっていく。


「はぁーっ、はぁーっ…これが、運命……私の……?」
「ククク! なんてダラしのない顔じゃ。どれ、随分と気分が良くなってきたぞ。舌を寄こせ」
「ああ…はぁーっ、はぁーっ……はぃ……」



されるがままの私の首に熱い腕が巻き付けられ、加齢臭の漂うダブついた肉塊がのしかかる。
柔らかく揺れるボリュームたっぷりの乳房に、無造作に奴の指先がメリ込んできた。
嫌悪感でか、官能でかもう私自身でさえ分らぬ妖しい感覚に身体がよじれ、太股が戦慄わななくのが止まらない。
なにもかも忘れ、投げ出して腰を浮かせて脚を絡めて自らソレを深く深く一番奥まで受け入れたい、
という燃えるような欲情が一瞬、脳裏で弾けた。


「クヒヒヒ…嬉しそうに儂のチンポの匂いが染みついた舌を突き出しおって!」
「んっ……」


ぶちゅ…ぬちゅ…じゅる…ちゅ…

「んぢゅ……むぅ……ううう……」


半分だけ開いていた朱唇に強引に押し付け、さも当然だといわんばかりにあごを掴んで引き寄せ、舌を割り込ませてきた。
ネジ込まれ、生々しく絡み合い、強く吸われる。
深く激しい、奪うだけな絶望のディープキス。
テクニックも糞もない。ただ、劣情を貪るだけの荒っぽい醜悪な愛撫。
獣のように舌を激しくウネリ蠢く奴の舌が口腔をまさぐり、歯茎を這い回り、あまりの気持ち悪さで今にも吐きそう。
けれどもう抗う事も出来ず、奴のヤニ臭い唾液と舌が送り込まれてくるのをひたすら受け入れるしかない。
口腔一杯にドロついた唾液を、悩ましげに鼻を鳴らし、さも待ちわびたように喉を鳴らして飲み下す。
ヤニ臭い唾液を受け入れたのを満足げに確認すると、今度は私の舌と唾液を奴が吸い取っていく。
絡め、吸い合い、口腔の隅々まで味わい尽くすように喉深くまで蠢き回る奴の舌の、なんとおぞましい事か。
そんな風に淫靡な水音を無遠慮に立てて、唾液の交換を延々と何度も何度も繰り返しさせられる。
気の遠くなるような、汚辱に満ちた長い長いキス。
アスランとでさえこんなに長く激しく、濃厚なキスを交わした事なんて一度も無い。
その執拗で濃厚な交わりは、まるでそれ自体がSEX行為ででもあるかのように感じてしまう程だ。
静まり返った部屋に、私の鼻孔から漏れる悩ましげな吐息と、淫らに違いの唇を貪る水音だけが響いてる。
その度に、愛しいあの人への、僅かに残っていた泡沫うたかたの想いが消えていくよう。
口の周りを汚らしい奴の唾液でベタベタにしたままで、
今の私に出来る事といったら全身を貫くおぞましい嫌悪感に、哀れに背を反らすだけ。


「んむぅ…ふ……っん…くぅ…んん!」


けがれを知らぬ少女の頃、愛する人にだけ、夫になる人にだけ許し与えるものだと思っていた唇…
そんな淡い想いを嘲笑うように、奴はいつだってブタのように鼻を鳴らして混ぜ合わされた唾液を貪り尽すのだ。
例えようもない恥辱が心の奥で渦巻き、延々と私を苛むけれど、不思議と以前ほどの痛みは感じなかった。
肉欲を丸出しにして臭い息を吹きかけながら、仰け反る首筋に、揺れ踊る乳房に奴がキスを刻む度に、
抗いがたい官能の炎が大きく燃え上がっていくのは、魂まで私が汚れてしまったから…?


「んぷぁ! はぁーっ、はぁーっ…」
「どうじゃ、ワシの唾液は旨かったか? んん?」
「はぁーっ、はぁーっ…はぃ……おいしぃ……ですぅ…ぁん!」
「ウハハハ! なんじゃ、その牝丸出しの間抜けな顔は? もうチンポが欲しくて欲しくて辛抱ならんようじゃのぅ?」
「あふぅ! んっ……! あっ、ああ…っ! めぇ…ぁあん! はぁ…はぁ…っ!」



唇からあごを伝い、うなじを舐め、ぬらぬらと乳房を下り降り、
ついばむように乳首をチロチロと舐めしゃぶるその責め処の的確さに目を閉じて貪るように息をする。
奴の唇の心地よさに知らぬ間に上体を反らして乳房を唇へ擦りつけていた。
四肢からはとっくに抗う力なんて流れ出し、太腿の付け根の奥から抑え難い疼きが湧き起こって暴れ回ってる。
いつしか神経はギンギンに勃起した乳首に集中して、ずっと奴の亀頭でえぐられ、
受け入れていた秘裂はとろけけきって今か今かと、ソレを待ち望んで身震いする始末。
虐めるように乳肉をぐいぐいと揉みしだかれ、堅く尖った母乳まみれの乳首を摘み上げコネ回され、
あられもない喘ぎを漏らすのを止められない。


「あふ…っ! はぁーっ、はぁーっ…い、やぁ…! だ、め…ぁあ! んんん!」
「おうおう、なんという揉み心地じゃ。まだまだミルクを噴き出したそうにパンパンに張りつめとるじゃないか?」
「痛っ! うぅ……んむぅう! あふ! おっ、お乳だめぇ…っ! お乳は、もぉゆるしてぇ…っ!」
「ほっほっほ♪ 搾っても搾っても指を跳ね返す弾力といい、
 握ったらそのままにエロく歪んで指間からはみ出す、吸い付くような滑らかなこの肌触りといい…」
「本当に実のたっぷり詰まった旨い乳じゃ。手塩にかけて隅々まで儂がみっちり揉み尽くし、
 デカくしてやった甲斐があったというもんじゃなぁ?」
「っく! あぅ…うう! はぁーっ、はぁーっ…あぁん! は、はぃ…っ!」
「そーら。もっともっと、むせび泣かせてやるからなぁ〜〜〜」



ぎゅむむ! ……ガリ!


「ぎぃい! っ…ぁん! はぁーっ、はぁーっ…ぁふ! っ…あ! あぁん…んん!」
「めぇ…っ! 乳輪ごと、そんな歯を立てちゃ…っ!
 あひ! ソレだめぇ…っ! すごく、か、感じ過ぎるぅう!」



さらに追いつめるように、奴は左右の乳首を代わる代わるに舐め回し、窄めた唇で吸い上げ甘噛みしまくる。
徹底的に搾りり出されて弾けそうに疼く両乳房の先端は、吸い上げられる程に、
私の意志に関係なく張りつめ、熱く、重さを増していく。
もう返事も返せぬ程に肉体からだの芯が熱く疼きまくり、まともな事なんてとっくに考えられない。
シワだらけの奴の口の何処にこんな吸引力が有るのかと思わせる程の強く激しい吸い込みで吸われて、
コチコチに欲情して勃起した乳首も、パンケーキのように膨らんだ乳輪も、今にも再び母乳撒き散らして弾けそう。
怪しい薬を乳房に注射されたままに為す術もなく泣き暮らしていた頃なら、
これだけで母乳を恥ずかしい程まき散らし、浅ましく牝丸出しにイキ狂っていた事だろう。
異様な興奮状態を引き起すホルモン剤と母乳をせっせと生み出させる、
乳房を犯し尽すかのようなあのおかしな薬の効用を弱める抗薬剤のお陰で、なんとか今はそんな最悪な事態を食い止めているに過ぎない。
けれどその抗薬剤の副作用のせいで母乳を放出する事で解消される疼きが、延々と休むことなく乳腺の奥でくすぶり続け、
乳房全体が溶け出しそうな甘い痛痒に常時苦しまされる事になるんて、なんて皮肉だろう。
そんな敏感すぎる乳房をもてあそばれては、奴のキスマークまみれな喉を反り返らせて、
淫らに喘ぎ声を上げ続ける事しか出来ないなんて……


「あふぅう! んっ……く! はぁーっ、はぁーっ…あっ、あああ…っ! こ、んなの…っ! てぇ!」
「もう乳首をこんなにおっておって。お前には少しは恥じらいというもんが無いのか?」
「全くどこもかしこも敏感な淫売じゃな、お前は。ククク…切なそうに先っちょ震えておるじゃないか?」
「はぁーっ、はぁーっ…そ、そんなぁ……っ! だ、だって……ぁは!」
「ここを虐めて欲しいんじゃろ? 噛んで欲しいのか? 摘んで欲しいのか?
 引き延ばして欲しいのか? さぁ、どうして欲しいんじゃ?」
「あっ、ひぃい……っ! だ、めぇ…っ! お、お乳、そんな…っ! おゆるしをっ!
 あっ!! あああ!? だめぇ! そ、んなに摘んじゃ、だめぇ〜〜〜っ!」



その叫びにほくそ笑むと、あろう事か乳房を円を描いて撫で回してい指の動きをさらに早め、
小刻みに先端の尖りを摘んでひっぱり上げつつ、ギリギリと爪を立ててなぶり始めたのだ。
シコりきった乳首を摘んで玩具のように掌で転がし、また摘み上げては張りつめた乳房全体を根本から頂点へ向けて、
幾度もぎゅうぎゅうと搾りツブすように持ち上げ、焦らしに焦らしまくってぶるぶると乳肉を震わせる。
コッテリと10分以上はそんな酷い仕打ちをされ、もうとっくに乳房はミルクと汗まみれで、肌は桜色に鬱血してしまった。
それでも取憑かれたように、尚もしつこく瑞々しく弾力のあるロケットのように突き出された乳房を指で弾いて奴は楽しんでいる。
私の乳房にかける妄執とも思えるおぞましい執拗さは、本当に信じられないくらい。
コリコリに尖って勃起した乳首を膨らんだ乳輪ごとくわえ込んでゆるゆると母乳を吸い出しながら、
半時間以上しゃぶり倒されて幾度と無くイキ狂わされた時は、本当にこのまま死んでしまうんじゃないかとさえ思えた程だ。


「ああああ! おゆるしを! もう、もうだめぇ! お乳、お乳ダメになっちゃうぅうう!」
「ほっほっ、本当にカガリはコレがお気に入りだのぅ♪」
「だめぇ! そんな、根本からぎゅっ、てしちゃ…っ! あひい! お、おゆるしを! どうか、もうゆるしてぇえ!」



けれど117cmにまで異様に膨らまされた乳房の、柔らかな弾力を確かめるように激しく揉みしだかれ、
徹底的に虐め抜かれて淫靡に姿を変えていく様を、今の私は切なく喘ぎながら見つめるより他に術はなかった。
そんな私が無抵抗なのをさも当然とでも言うように細腰のくびれに腕を回して抱き寄せると、
乳輪を丸くネチこく舐め回していた舌を一時も同じ所に止まることなく汗濡れた肌の上を移動させ、
首筋、あごの下、鎖骨の窪みかた脇の下までまで隈無くヌラヌラと舐め回す。
その上、散々に揉み込みまくられて今にも弾けそうな二房の膨らみに、
代わる代わる搾り出すようにグイグイと指がめり込み、非情な乳辱を加え続けられてはもう息さえまともに出来ない。
まだ挿入もされていないと言うのに、覆い被さる奴の下でビクついて淫らにミルクまみれの乳房を揺らし、切なく細腰をクネらせるだけの私。
薔薇バラが雨を求めるように、もうすっかり被虐の快感にまみれて潤みきり、アソコはトロトロととろけきって只アレだけを待ち焦がれていた。
汗濡れた肌の下で、散々になぶら続けていつの間にか巣くってしまった被虐のよろこびが蠢くままに。


(もうだめ! もう耐えられない! 胸だけじゃない! どんどん、どんどんアソコがHになってくのが分る!)
(このままじゃ、ホントに狂う! また狂っちゃう! ダメだ! 早く! 早く終わらせないと…っ!)
「はぁーっ、はぁーっ…ぁあん! もぉ、い、意地悪しない、でぇ…! ねぇ…太いの、欲しいの…っ!」
「なんじゃ、太いのじゃ分らんぞ? さぁ、いつものようにオネダリしてみせろ。何を今さらお前が恥ずかしがる事がある?」
「あっ…! あああ…っ! 酷い、酷い…っ! そんなの、そんなのって…っ! もぉ、ゆるし、てぇ…っ!」
「おやおや、昨日お前がなんと叫んだかもう忘れたのか?
 悶え泣きながらもっとオチンポちょうだい、全部ブチ犯して、何もかも捧げますから、どうかザーメンお恵みを!」
「どうぞ種付けして下さい、カガリは貴方様だけの性欲処理肉便器です、穴ボコです、と」
「まともな女なら死んでも叫ばんような破廉恥極まりない台詞を、大声で泣き喚いて儂のチンポをせがんだじゃないか? えぇ?」



そんな冷笑と情け容赦ないなぶり文句が、とろけけきってグズグズに崩れていた理性を一瞬だけ蘇らせた。


「いっ、嫌ぁ! 言わないで、言わないで下さい! アレは、アレは……違うの!
 違います! アレは私じゃない…! ち、違う! 違うのぉお!」
「何が違うものか! お前がその口で、ザーメンこびりつかせたイヤラしい唇から吐き出したんだよ!
 オマンコの奥の奥までザーメン漬けにして下さい! となぁ!!」
「毎日、毎日、耳を疑う淫らな言葉を張り上げて儂のチンポにむしゃぶりついてイキ狂っとるクセに、
 今さら何を抜かしとる!」
「ついさっきも喉が枯れよといわんばかりに叫んどったじゃろうが? さぁ、言え! 牝穴らしくいてみせろ!」



容赦ない乳責めから一時解放されたせいもあってか、崩壊しかけた精神が正常に戻り、マトモな思考が戻ってくる。
いけない、早く奴の言う通りに叫ばないと! またお仕置きされてしまう!
その恐怖に急かされるまま、なじられ、秘裂を、乳房を、責められ覚え込まされた言葉を大声で復唱した。


「あっ、はぁぁん! カ、カガリの卑しいヌルヌルオマンコにぃ!
 オッ、オチンポ、奥までく、くわえ込ませてくださいぃ〜〜〜〜〜〜っ!!」
「だめぇ! もう、もうお乳なんかじゃダメなのぉ! オチンポちょうだぁい!
 い、いれてぇ! ねぇ、お願いですぅ! もうダメなのぉおおぉおぉーーーーっ!!」



その声は殆ど哀願に近く、かすれたオネダリの末尾はほとんど叫ぶような口調であった。
いいや、ドス黒い被虐のよろこびに身を浸らせて私は叫んでいたのだ。
苦悩も後悔も無い、何も余計な事を考える必要が無くなるよう、早く燃やし尽して欲しくて、官能に溶けてしまいたくて。
悦楽の嵐にむせび泣き、随喜の涙に溺れながらちてしまいたくて。
感じる事だけが唯一の救いだと、哀しい程にこの肉体からだは覚え込まされているから。


「クックック! なかなかいい叫びっぷりじゃ。 ワレメも本気汁でぬちゃぬちゃじゃしのぅ。どれ、そろそろエサをやろうかの」
「はぁーっ、はぁーっ…あぁ、下さい! どうかお情けをお恵み下さいっ!」
「ヤレヤレ、仕方がないの。カガリのような堪え性のない下品な売女は、これ以上欲求不満になると何をしでかすか分らんからな」
「あぁ…どうぞ、お恵みを! 下さい! どうか、お願いしますご主人様ぁ!」


痛んで、壊れて、苦しんで。
薄れていく貴方の面影を想うのを諦め、繋がりを断つのは罪?
苦痛を避け、厳し過ぎる現実に合わせ、魂に鍵をかけて少しだけ考えを改めるのは罪?
逃げるのに疲れ、傷つくのに怯え、嘘で嘘を誤魔化すのは罪?
私を高揚させる愛も希望も、真夜中にそっと訪れる優しい貴方も、もう居ないのに?
血管をあぶる渇きに癒しを求め、一時全てを忘れて感じるままに溺れるのは罪じゃない。
魂に灯る炎をほんの少しの間消して、仄暗ほのぐらく甘い戯れに浸るのは罪じゃない。
そう。罪じゃない━━



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